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2017'02.28 (Tue)

たかはしきもの工房「広幅たとう紙」

着物を着る、あるいは周辺の針仕事をする余裕が全くないこのごろ。
お正月に着る、は、締め切りがお正月休み明けだったので無理でした。

月2回は着る!宣言は、着る機会があったにもかかわらず、出掛けようと思ったのが、強風の日、雪の予報の日、とてつもなく荷物が多い日、朝が早い日、とことごとく着る機会を失ってしまい、今年、まだ、ゼロ。

1月と2月の少しあったすき間時間に作り帯を縫おうと切るだけ切って、縫ってないし。

それでも、収納だけはきちんと折り目正しくしておかねばと、もう1年くらい考えてこちらのたとう紙を買いました。
たかはしきもの工房「広幅たとう紙」という商品ですが、1枚だけ買って確かめてから10枚買いました。

しっかりしてるので、持ち上げるのも楽でした。
たたんで、そのまましまって、きれいなままでいるのは、中で動きにくいからみたいです。
そこがとても便利。

ただ、つむぎは滑りが悪いから、柔らかものにこちらを使い、紬には今まで使っていたたとう紙にしました。
引き出しがすっきりしてよかったです。

とにかく、いろんなのを比べたのですけど、和紙100%のたしかなのをと探したのですけど、ほんとに和紙なのかどうかって、わからなくて結局、これにしたのです。
高いけど、タンスの一部と考え、ここはいいものをとおもいました。

羽織(長羽織)にはちょっと短いけど、折る位置を変えれば大丈夫でした。
大きさとか材質とか、結びひもや中が見える窓の位置にもこだわっているようです。



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2017'02.11 (Sat)

風呂敷パッチン


すてきなお花~と思ったら青木和子さんの本だったので、内容は全くわからないのに予約しました。
フェリシモ出版と書いてあるから、過去のフェリシモでキットになった図案でしょうか。
132ページだと、作り方は載ってるのかな?載ってないのかな?
わからないけど、いいんです、青木先生の本なら。
とにかく待ち遠しいです。

さて、今日はふろしきのお話。
最初、「ふろしきパッチン」という名前だけ見かけて、何かなと調べてみたら・・・


そのときは、ちょっと高いかな、とか、ふろしきだけで十分、とか、軽いのがふろしきを持ち歩く良さなのにあえて木の棒まで持つ?とか思ってしばらく考えておりました。

でも、そのころでしたか、通りかかったお店で予定にない買いものをしました。
いつもなら持ってるエコバッグがなくて、そのお店は袋をくれるお店でなかったのですね。
ふろしきは持っていたのでそれを結んで袋にしたのだけど、ものの分量とふろしきの大きさが合わないのか、ちょっと持ちにくく、やっぱりふろしきパッチン、いいかも?と思いました。

ちょっと買う気になったのでよく調べてみると、薄くて、軽くて、丈夫な木で、丁寧に仕上げられているらしかったので、買ってみました。

第一印象は、軽くてしっかりしてる。
ウォールナットは私の持っているペンケースの中で一番高いものの素材。
ウォールナットは軽く、丈夫で、その証拠に25年も使えているので、信頼の置ける素材です。

ふろしきを通さずにそれだけではめてみると、パッチン!の音が気になるくらい大きいように思いました。
でも、実際にふろしき、このときは白山紬でしたが、それを通して合わせたらそれほどの音がしなかったので、ちゃんと考えられてるんだなと思いました。

これに使えるふろしきのサイズはだいたい70~105㎝だそうです。
それよりちょっとくらいなら大きくてもふろしきですからね、融通がつきます。

それから、NHKの「まちかど情報室」で紹介されていたのは、結ぶのが苦手な人でも大丈夫なふろしき。


穴を空けるなんて考えてもみなかったけど、結ばなくてもいいとは、おもしろいですね。
「結ぶ」という日本の文化を「結ばなくてもいい」ところまで発展させてしまう柔軟さもまた日本らしいと思います。

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2017'02.02 (Thu)

うわっぱり

今日はフランス語の辞書片手に原稿書きです。
いつものように作り方説明の図も描きます。
わかりやすく、レイアウトも考えて。
袖口、やっぱり少し、汚れますね。

さて・・・

出版社の関係のパーティーに参りますと、お着物でいらっしゃる先生や、ワークショップなどのためでしょうか、上っぱりみたいなのを着てらっしゃる大御所の先生もいらっしゃいました。

それは秋口のことだったんですけど、寒い時期になりまして、べつに、着物でなくても、エプロン代わり、割烹着代わりに作務衣のような「うわっぱり」もいいなと思いました。
20年以上、冬は家では洋風の割烹着のようなエプロンをして何かしら作業をしていたのですが、さすがに20年も使い続けると袖口などが傷んできます。
(20年、修繕しながら、使い続けた私もえらい!)

で、また同じのを作るかというと、背中が寒いのが・・・。
かといって、かぶるタイプは髪が乱れるから私は好きでないのです。
ショートヘアにでもしたらよいんでしょうけど、長いのが好きなので。

まあ家で作業するときなのでなんでもいいんだけど、できればシルクがいいなあなんて思っていたところで、リサイクルで丈の短い道中着を見つけました。
なんとなく、義母も欲しいと言いそうな感じなので買ってみました。
正絹とのこと。
飛びついて買ってみたら、裏がポリエステルで、ミシンで縫われていたり、接着芯を使ったものでした。

表が絹で裏がポリエステルって、静電気起きやすいですよね。
中古というのもあって、気兼ねすることもなくはさみを取り出し、即、ポリエステルの裏地をはずしました。

ミシンで縫われていました。
仕立て方は和裁ではなく、洋裁のように縫い代が一定で和裁のように耳を使っていませんでした。
裏を取ってしまったので、ほつれます。

最初はレーヨンのバイアステープでくるもうかなどと悠長なことを考えておりましたが、ほどいたあとに、次の、次の、次の本の仕事の話が来ましたから、さっさと直してしまいたかったので、ロックミシンで始末。
ロックミシン糸もポリエステルですからね、そこは妥協したのです。

ホックが付いている広衿だったので、裏をはずしたら接着芯が丸見えに。
ですから、手縫いでくけて、バチ衿のようにしました。

それから、袖は四角のを「上っ張り」ですからね、船底型にしました。
いろいろ調べましたけど、作務衣だとまっすぐな筒袖というのが多いようですね。
船底袖なので、今日のお題は「うわっぱり」としました。
細め、広め、いろんな形があり、何となくこんなかなと切りました。
道中着→船底袖のうわっぱり
内側で結ぶ紐もポリエステル素材でしたから、この切り取った部分でひもも縫いました。

それと、洋裁の仕立て方だったからなかったけど、縫い直すとき袖から切り取った布で、縫い止まりに力布を付けました。
和裁の本でも載ってないこともあるけど、小千谷縮や長襦袢を直したとき、いい仕立てのはちゃんと付いているのですよね。
いいところはまねします。
あとは、絹の手縫い糸で手縫いをしました。

リサイクルということで、袖口に少し汚れも見えますので、これから洗います、絹ですけどね。
絹の作業着というと、何となく贅沢にも聞こえますが、リサイクルのものを縫い直して利用するわけですし、軽くて温かくて、よいかもしれません。

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2017'01.29 (Sun)

麻のきもの・絹のきもの 展

現在、文化学園服飾博物館()では「麻のきもの・絹のきもの」 展()をやっています。

麻や絹の着物が、苧麻や蚕からどのように製品になるか、また、昔の高い技術の染色や日本刺繡の施されたきものも間近で見られます。

小千谷縮みや縮緬の着物をお持ちの方も、繊維の勉強をしてない方はどのように作られるか知っていて着てらっしゃる方は少ないかと思います。
デパートで行われるきもの展など見に行っても華やかな装飾的なものに重点を置いて展示されてることが多いですね。
実際に、そういうものでないと、それなりの金額を払って見には行かないかもしれませんし、そういうのを見たい需要も多いと思います。

一方、こちらはファッションの学校ですから、繊維学もテキスタイルも勉強します。
そういうちょっと地味だけど大事なところも展示されてるのが学校らしくてよいと思います。

1階が、おもに「どう作られるか」で、こちらから見学です。
ビデオが何種類か上映されています。
麻からどうやって繊維を取り出すかなどは、ネットで検索してもあまり見られない貴重なものではないでしょうか。
蚕から糸を取り出す手つきなど、なんて無駄のない美しい動きなんだろうと思います。
実際に触ってもよい繊維なども置いてあります。

2階は、1階にも少しありますが、着物の展示です。
昔の方はちっちゃかったのね、と思います。
古いものでも保管状態はよく、すばらしい染色や刺繍が見られます。

デパートでのきもの展を想像して訪れると少ないように思いますが、昔の高貴なお方や豪商の家のお着物だったり、やっぱり博物館らしいきものが並んでいて、そこが違います。

授業で学生たちが見たりもするので、1時間以内で見られるくらいの量です。
でも、一つずつじっくり後ろに回ったりしても見られてよいです。

学校の購買()はいつもはネットのほうででも、いらしたついでに、お買物はいかがでしょう。
どなたでもお買物できますので、ついでに洋裁用品など探されるとよいですね。

博物館の開館日と、学園ショップの営業日、開いている時間をチェックしてからお出かけください。

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2017'01.16 (Mon)

鹿の子絞りのネックウォーマー

この冬はわりと暖かいなと思っていたけど、さすがにここ何日かは、とても寒いです。
日当たりはいいので、冬になっても今のところ、南側の部屋ではエアコンも床暖房も入れてません。

ほとんど南側のどれかの部屋にいて、北の部屋へはなるべく行きません。
北の部屋は、日も当たりませんからね、今の時期は乾燥してて、着物の虫干しにちょうどいいです。
タンスをあけて扇風機で風を送るのもいいようです。
ウールは防虫剤を入れますが、絹は虫が食べない(汚れてたりウールと一緒にしておくようだと防虫剤は必要らしいです)そうなので、防虫より、防湿に気を遣い、防虫剤は入れてませんから、開けておいても大丈夫なのです。

本の仕事は、一つはまたフランス語の辞書を片手におこたつでやってます。
もう一つの本のほうの仕事は、刺しゅうの作業を正座用の椅子みたいなのを使ってやってます。

それぞれ別の出版社の本の仕事なんですが、並行して進めている仕事なので、時間を区切って、作業を進行させてます。
寒い日でもぬくぬくと、ああ、なんとすばらしい日本の「こたつ」。

もし、手足が冷たくなったなと思ったら、血行を良くするために外に出かけます。
「歩く」か、車の代わりに「自転車に乗る」、と、余分なエネルギーは使わないようにしてます。
そして、余分なエネルギーを使っている家人をみると、「もったいない」と言っています。

で、部屋全体の暖房の代わりに冬は首に絹のスカーフを巻いていることが多いです。
スカーフも外れてきたり、結び目が動いていくことがあるので絹でネックウォーマーができたらいいなと思いました。

絹で伸びる、といえば、鹿の子絞り。
四角いのは疋田絞り。

疋田絞りは爪で折って括るという、職人でもできる人が少ないとのこと、「イッピン」でやってました。
イッピン「飛び出す!千年の模様~京都 絞り染め~」(

で、この鹿の子絞りでできてるのが、帯揚げや兵児帯などで、これだと伸び縮みします。
帯揚げは全部絞りになっているものもあるけど、多くはお太鼓に隠れる部分は絞ってはいませんね。

男物の兵児帯などで全体に絞ってあるものは縮めた状態でも4メートルもあります。
ストールまどにすれば何本かとれる長さです。
ネックウォーマーだったら、頭が通ればいいので、短くて済みますから、もっととれるでしょう。

新品で使ってないのがもったいなくて、どうにか使いたかったものがありました。

タンスにずっとしまっておくのももったいない。
切ってしまうのももったいない。

でも、去年の秋のことでしたが、思い切ってはさみを入れました。
これで、風邪予防になるなら、使わないでしまっておくよりいいかもしれません。

伸び縮みするので、ミシンというわけにはいかず、縫い糸も絹にしておきたかったので、ロックミシンをかけるわけにもいかず、伸びるよう考えながらの手縫い。
鹿の子絞りのネックウォーマー
いまは、便利に使っていますよ。
これを旦那さんに見せたら、「自転車のお店にもあるよ。」などと言うので、「それは絹じゃないでしょ!」と言いました。
ウールでもアクリルでもポリエステルでもない正絹だからこそ、よいのです。

それにしても、日本人はなんて手間のかかることをして美しいものを作ってきたのでしょう。
1個1個括るなんてこと思いつくとは。

それを考えると、自分の技術を磨こうとせずに、なんでも手抜きしてものを作る方法ばかり模索して、それが受けている現代は、なんだかそういう点で薄っぺらな時代に感じてしまいます。

この鹿の子絞りについては、テキスタイルの授業でちょっとやったことがあり、道具の話など、いずれまた。

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2016'12.30 (Fri)

絹の白いフォーマルネクタイが黄変

カテゴリがきものなのには理由があります。

今年のうちに書いておこうと思って、ちょっとまえのことですが。
姫路城
10月は結婚式に呼ばれて、神戸まで行ったのですが、せっかくなので、前日に姫路まで行って泊まり、結婚式当日は神戸に泊まりました。
旦那さんのネクタイなんですが、白いのを着けるのは久しぶりでしたので、タンスの中で黄変していました。
クリーニングに出しても元の白さには戻りません。

しょうがなく買いなおすことに。
今度はポリエステルでいいか~なんていいながら自分で買いに行きましたが、やっぱり、高級感が違うと言って、また、絹のネクタイを買ってきましたよ。

さて、黄変したネクタイ。
白くはならず、かといって、何にしていいかわからず、ためしに、バイアス半衿として着物の襟にしてみました。
半衿って、見えるところはわずかなのですから、

黄変しているのは礼装の着物には使えないけど、普段のきものにならよさそうでした。
お肌の色が白っぽい人と、黄色っぽい人がいますけど、私は黄色っぽいほうで、オレンジや黄緑が似合う肌です。
だから、半衿も普段着なら、すこし、黄色っぽい白のほうがなじむ気がするのですよね。

母は父の使わなくなったネクタイをポーチにしていましたが、()私はそこまで作る元気は、いまはないです。
絹のネクタイ、もったいないことになってしまったけど、まあ、あと何回かは利用できるかなと思います。

今日は朝から丸一日おせちの準備でくたくたです。
それで、毎年、年の暮れ、30日の夜はすき焼きで、食べ過ぎました。

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2016'12.11 (Sun)

今年の「きもの」を振り返って

先日は日本ヴォーグ社さんのパーティーにお招きいただきました。
プロとして手づくりをされてるいろいろな方に会えるのが楽しみで、毎年出席させていただいてます。
社員のみなさんも本来の仕事でお忙しいなか、いろいろご準備くださって申し訳ないくらいです。
来週は大阪でのキルト&ステッチショーもあって、さぞかしお忙しかったでしょうに。
キルト&ステッチショー
キルト&ステッチショー2016 OSAKA 

この日のパーティーには、ヴォーグビルで最後の忘年パーティーだからでしょうか、かなりたくさんの方がいらしてました。
そんなでよくわからなかったのですけど、気が付いた限りでは4人ほど着物をお召の方がいらっしゃいました。

私が無地や細かい小紋を着ると「お運びさん」になってしまうので、この日はちょっとパーティー向きかなとおもう小紋にしてみました。
それに比べ、ほかのきもののみなさんは作家・デザイナーさんの、何かオーラのようなものが出てらっしゃる感じで、やっぱり違うなあと思いました。

近頃、私は、一番手間のかかる「まとめ髪」がだんだん早くできるようになってきまして、着物を着るハードルは、着物でも帯でもなく「髪」だったのではないかと思いました。
まあ、肩が痛くて、作り帯に頼ってますから、帯結びもいまだにハードルではあるんですけど。

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2016'12.08 (Thu)

七緒 vol.47―特集: 着物おしゃれ診断、と、東スカートのこと

七緒 vol.47―着物からはじまる暮らし 特集: 着物おしゃれ診断

紀伊国屋書店→七緒 〈vol.47〉 - 着物からはじまる暮らし 特集:自分に似合うスタイルって?着物おしゃれ診断/補整の真相

楽天ブックス→七緒(vol.47)
132ページ
プレジデント社  2016年9月7日:発行
日本語

「七緒」はこの秋で47冊目ですが、これまで結構買ってます。
この本のターゲットはもっと若い方たちなんでしょうけど、私のような年齢でも役に立ってます。
だって、女優さんが着てる高い着物とかが表紙の雑誌は、着こなしとか見て楽しむことはできるけど、残念ながら自分の着こなしの参考にはあまりならなそうだからです。

子どもに手がかかってるうちは、着物どころではなかったけど、という方も多いと思います。
私のように、この歳になって、なんだか着てみていろいろ悩みが出てきたり、かといって、いまさら着付け教室でもないし・・・と思われる方におすすめかもしれません。
夏の号だと浴衣に関することが多くて、私は浴衣は着なくなってしまったから夏号は買わないこともあるんだけど、秋冬は着物を着るので買います。

48号が出たばかりなのですが、木綿の着物が特集ということなので、買うのを迷ってるところです。
47号のほうがいろいろ興味深いこともあったなと思い出しました。

秋から冬に向けてのこの号は、おしゃれ診断ということで、これを選んだ人はこんな傾向、という診断が出るんだけど、その答えが意外というか、けっこう言い当てていると思います。
今日は乾燥してたので、ついでに手持ちの帯のチェックをしていたのですが、やっぱりそう思いました。

だから、こんな着こなしもいかがみたいな提案がされてて、いつもおんなじ雰囲気になっちゃうのを打破してくれるアイデアが載ってるのは助かります。

特に面白かった特集は「めがねときもの」で、私も外に出かけるときはUVカットの目的もあって、眼鏡をかけていることも多く、参考になりました。

そして「マンガとキモノ」は、漫画って読まないので、きものが出てくる「まんが」はこんなにいろいろあるんだ~とびっくりしました。
とくに、着物の描写が、深い知識がないと描けないようなものもあるそうで、ちょっと読んでみたくなりました。

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2016'12.06 (Tue)

冬の日の着物を暖かく(2)雨の日用の草履カバー

・・・今年はできるだけ着物を着ました。といっても、月に1~2回ずつですけどね。今月はあと1回・・・
冬の日の着物を暖かく(1)足袋下ハイソックス、裏がネルの足袋



草履と言っても、カレンブロッソのカフェぞうりなどは底から雨がしみ込んだりはしません。
ですから、雨の日も履けるといえば、履けます。
雨待ち足袋という足袋も買ってあります。

そのとき、つま先にカバーをするわけですが、すぐに取り付けられて、すぐにはずせて、寒い日はほんの少しですが防寒にもなるカバーを思いきって買うことにしました。



前に持っていたのは、草履は先坪などから水が入ってきますから、つま先と底全体をカバーするものでした。
カレンブロッソのみたいのだったら、底のほうは心配しなくていいので、つま先だけあればいいなあといつも思っていたのでした。

着脱も簡単で、かさばらないで、ついでに混んでる電車で足袋が汚れることもないし、サイズや形が違う草履にもつかえます。

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2016'12.02 (Fri)

冬の日の着物を暖かく(1)足袋下ハイソックス、裏がネルの足袋

柿が好きで、残念だけどもう少しでも終わりだなあと思っていたら、実家から干し柿が届きました。
昔は普通に干して黒っぽかったんだけど、いまはお商売で干し柿を作ってる人に教わったとかで、きれいなオレンジ色の干し柿が届きます。
いくつになっても研究熱心な母には頭が下がります。

さて、そんな母が喜んでくれたとこの前も書いたように、今年はできるだけ着物を着ました。
といっても、月に1~2回ずつですけどね。
今月はあと1回は着る予定があります。
天気が良いといいのですが。

上から下まで絹を着ているというのは、私のようなものでもちょっとは「まし」に見えるようです。
肌触りやきぬ擦れの音も気持ちの良いものです。
それに絹を何重にも巻いて腹巻をしているようなもので、なんとなく体調も良くなるし元気が出る気がします。

寒くなってきましたから、羽織やストールはして出かけます。
夜に帰るとなるとコートを着てもいいような寒い日もありますね。
下に着るもの、上にはおるもの、いろいろ工夫が必要です。
ちょうど本の仕事で、仕事以外の針仕事のネタがない時期ですので、そんな話を書きたいと思います。

きものに興味があっても何をどう着ればいいのか私もふだんの着物の情報をあれこれ調べるまでよくわからないでいました。
何しろ礼装でしか着なかった、しかも着せてもらってたし、着て外を歩くということも電車に乗るということもしてなかったわけですから。
ここ何年かで、着て街に出るにはどうすればいいか、だんだんわかってきました。
同じように思ってる方が、1回でも着物を着る気持ちになってもらえるといいなと思ってます。

今日は足元の話。

足袋は冬の季語なのは、昔は寒いから履くものとだったのでしょうか。
夏に履く麻の足袋を俳句に盛り込むとどうなるのかなあと思いました。

冬は足袋をキャラコの裏から、ネルの裏のものに替えます。
上に足袋カバーや中にインナーを履くのもよいかとおもいます。

でもふくらはぎのスースーするのが気になる場合はハイソックスがいいです。
こちらのハイソックスは、すごく寒い日に履いてみたのですが、とてもあたたかかったです。
駅の階段でも肌色だったらあまり気にせず上れますね。
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2016'11.16 (Wed)

法事で色喪服を着ました

法事がありました。
色喪服を着ることにしました。

今回は母の着物を借りました。
私の色無地は、法事にはちょっと明るすぎるのです。

母の色無地のなかで、鼠色というか銀鼠(ぎんねず)に近い色がいい色だったのでそれにしました。
銀鼠の色無地

長襦袢と揃えて作っておいたけど、着る機会がないまま、腰が痛くて着られなくなったとのこと。
着られるなら着てほしいと言われました。
この場合、長襦袢をそろえて作っておかないと、私が長襦袢だけ持って行っても合わないこともあるわけです。
礼装の場合は一緒に作っておくと安心です。

母は娘が着てくれるとうれしいとたいそう喜んでいました。
着ただけで、ちょっと親孝行みたいなことができましたよ。
きものって、そういうところがいいですね。


いまは、お葬式でもあまり着物を着ませんしね、色喪服で法事に出席というのも珍しいのではないかと思います。
立場によって、着るものは微妙に違いますし、着物の本を見ても、お祝いの着物についてはわりと詳しく書かれていても、法事は地方によっても違うからなのか、喪の略礼装については書かれている本はあまり見かけません。
何を着ていいかよくわからないと、じゃあ、洋服で、ってことになってしまいます。

結局、いろんな本を見ても書いてないので、ネットで調べて、でも、一つを鵜吞みにするのはよくないから、たくさん調べて決めました。

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2016'10.27 (Thu)

袷と単衣と胴抜き

気温の変化の激しい時期に着る着物について。
(基本的に絹の長着、長襦袢を中心に考えているので、化繊や木綿、ウールの着物、長襦袢には当てはまらないです。)

替え袖を作ろうと、手持ちの長襦袢を集めて調べてみました。
たぶん、来年の秋口にまた忘れちゃって何を着れば?ということになるので、書いておこうと思います。

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2016'10.26 (Wed)

自分で黒留袖を着ました⑥着た後の手入れ

別のバッグにはヘアセットの色々を。①ヘアピン類 Uピンやねじピン(「スクリューピン」「スピンピン」「コイルピン」など...②ホットカーラー 特太4~6個 和の髪には特大がよいようにおもいます。 ...
自分で黒留袖を着ました⑤着付け


⑤のあと時間がありましたが、あとの手入れのお話。
今月は二度着物を着ましたが、着付けの手際の悪さに、まだまだだなあとおもいます。
面倒だから、洋服で出かけちゃおうかとも思いましたけど、着付け教室に通ってるつもりでやってみました。
着て出かけることが勉強ですね。

ところで、神戸では黒留袖を着て、披露宴では、おいしいフランス料理をいただきました。
私のようなひ弱な胃腸の人間でも、胃にももたれず大変おいしいお料理でした。

食事の最中は姿勢をよくしていれば、こぼしたり、飛ばしたりということはあまりないのですけど、やはり何かで汚れていることはあると思います。
次に使うのはいつになるかわからないため、普通の小紋に比べても、しっかりきれいにしてからしまいたいものです。
丸洗いに出してしまわれる方もいらっしゃるようです。

ホテルできものハンガーにかけ、綿ネルを袋に縫って綿を詰めたものをブラシ代わりにほこりを落とし、一晩、湿気を抜きました。
翌朝には畳んで、きものバッグに詰めて家に送りました。

ホテルの室内は明るくはないので、黒い留袖など汚れがあってもわかりません。
だから、翌日受け取ったらすぐに荷をあけ、またきものハンガーにつるします。
そして、ちょっと明るいところでよく見ます。

特に汚れたところも見つからなかったのですが、掛け衿の折り目や比翼の折り目の首に当たる部分、袖口の部分はベンジンでふき取りました。
あとは、あまり日の当たらない、でも、風通しのいい場所につるしておきます。
雨だったら、空気が乾く日まで干さないと、湿気を持ったままタンスにしまうことになってしまいます。

でも、ずっとつるしておくと裏地と表地の伸び方が違うので、裾が袋状(表布と裏布の長さに差が出る)になってしまうことがあるそうです。
また、日焼けも怖いので、干すのもほどほどにしておくというのも大事だそうですよ。

昔からベンジンで汚れ落としをしていましたよね。
衿拭きと呼んでいたりもしました。
いまは、あちこちの本で、リグロインがおすすめ!と書かれていたりもします。

大型スーパーではベンジンなど売れないらしく、買いに行ったら売り場からなくなっていました。
まあ、日常使うものがそこそこ揃う「巨大ではないスーパー」の方ではちゃんと置いてあったので困りはしなかったのですけど、使う人が減ってるんでしょうね。

だんなさんの白い絹のネクタイもベンジンで家でドライクリーニングしておきました。
汚れてはいなかったのですが、触ったし何年後かの変色が心配なのでクリーニングに出してほしいと言われたんだけど、クリーニングに出せば500円くらいと書いてありました。
ベンジンがあれば、値段的にも手間もそれほどかからないので、いつものように自分でやりました。
ネクタイのドライクリーニング
やり方はインスタントコーヒーの大びんのような広口瓶にネクタイを丸めて入れ、ベンジンをたっぷり注ぎ、汚れをベンジンに移します。
ネクタイを取り出し、きれいな白いタオル、あるいはバスタオルで挟んでタオルにベンジンを吸わせ、ネクタイが乾けば、クリーニング終了です。
今回、とくにアイロンがけは必要なさそうでした。

これは、きものの帯揚げにも使える方法です。
換気には気を付けて行いましょう!

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2016'10.20 (Thu)

自分で黒留袖を着ました⑤着付け

別のバッグにはヘアセットの色々を。①ヘアピン類 Uピンやねじピン(「スクリューピン」「スピンピン」「コイルピン」など...②ホットカーラー 特太4~6個 和の髪には特大がよいようにおもいます。 髪をいじるのは得意ではないので、これがあればなんとか自分でできるし、なければボリュームが
自分で黒留袖を着ました④持ち物(3)ヘアセット用



今度は着付けのことを。

一応、鏡がなくても着られるよう練習してあるのですが、更衣室には巨大な鏡があって便利です。
でも、きものハンガーをかけるところはありませんでした。
大きな風呂敷を持って行ったので、そこに置きました。
紙製の衣装敷きはいつも家では使っているのですが、ふっくらと厚みがあったので持参するのをやめて、白山紬の風呂敷を敷いて着替えました。

留袖の場合、衿も二重で重いので、衿もとを両耳の下あたりでクリップで留めるとよいのだそうです。
ソーイングで使っているクリップ<ロング>が軽くてつかみやすく、作り帯の時にも重宝しているので、これも持参。



留袖だからと言ってもふつうに着るのと一緒の感じで着てしまいました。
失敗だったのは2点。

半衿を幅広にもっと出してよかったです。

それと、帯揚げが貧弱すぎました。
なぜか礼装用の帯揚げがなく、書いたしたら意外と薄手でした。
ほんの少ししか見えないと言われても、やはり留袖とのバランスみたいなものがあるので絞りの帯揚げをされてる方などはとてもよく見えました。

あと、ずっしりと重い縮緬であることを忘れて着てしまったので、着ているうちに伸びてくるんですよね。
ちょっとですが、移動を繰り返しているうちに歩きにくくなりました。
手持ちの着物では、色無地と喪服とこの黒留袖が肉厚の縮緬なので、気を付けなければいけなかったことを忘れていました。
礼装だからちょっと長めくらいでもいいかなと思っていたのですけどね。

ほかの極鮫小紋の縮緬などはそんなに厚くはないので、普通の長さで着ても大丈夫なんです。
こんなうっかりがあるので、こうやって反省というか備忘録として書いているわけです。


それでも、黒留袖っていうのはシンプルで何人も並ぶから、いい生地、いい染めがわかります。
一つ一つ見ればどれもよいように思えるのですが、黒い色で、並んで、肉眼で見ると差がわかります。

考え方は色々ですが、ほかの機会に着る着物に比べ、黒留袖と喪服は「いいもの」を持つのがよいかもしれません。
もちろん、着る、手入れを怠らない、という条件付きです。
だから、着る予定ほとんどなく、着たいという気持ちもなく、手入れが苦手というのであれば、めったに着るものではありませんので、持たないこともよいことだとおもいます。
義母は50組も仲人をやったので、黒留袖もたくさん作ったと言ってましたが、そういう人はまれでしょう。


よかったと思ったのは、あしべ織りの汗取り肌着を着たこと。
着物まで汗が染みるのは困りますし、汗防止のものでもこの時期は蒸れることもあるので、やっぱりこれがいいようです。
上等なきものほど、汗は怖いですからね。

わすれずに腰のところにタオルの補正をしたことはお太鼓が下がってこなくてよかったです。

あんまり上手ではない着付けではありましたが、ひとまず親に買ってもらった着物が着られて、きものとして一番の礼装で式に出られたことはよかったと思います。


新婦のご友人の方々もお着物が多くて、なんだかうれしかったです。
現代らしい柄の振袖もの方も多かったようですが、なかに、対丈(ついたけ)で着てらっしゃるお友達がお一人。

お母さまか、おばあさまのお着物を着られていたのでしょうか。
大抵、次の代では丈が足りなくなり、仕立て直してもらうか、そのままだと対丈で着ることになりますが、いいお着物なら代々にわたって着られるし、品のあるお着物でよい感じでした。

こちらのお式では上品な雰囲気のお着物もいろいろ見られて、よかったです。


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2016'10.19 (Wed)

自分で黒留袖を着ました④持ち物(3)ヘアセット用

別のバッグにはヘアセットの色々を。

①ヘアピン類 Uピンやねじピン(「スクリューピン」「スピンピン」「コイルピン」など)

ねじピンを100円ショップでも見かけたので、買って比べてみました。
100円ショップのは軟らかいというか、細いというか、つまめば動く感じで、端はペンチで切っただけみたいなところに塗装しているといったかんじでした。
とがっていたり、引っかかりがあって、頭皮にケガをしてもいやなので、自分でやすりで磨いて、油性ペンで黒く塗って、透明マニキュアでコーティングしました。
塗装も均一でなくざらざら。

不思議なヘアピン ヘアスクルー(HAIR SCROO)という商品は、台湾製で輸入発売元は日本。
針金部分はしっかりしていて塗装も端もきれいでした。


②ホットカーラー 特太4~6個
 和の髪には特大がよいようにおもいます。
 髪をいじるのは得意ではないので、これがあればなんとか自分でできるし、なければボリュームがなくちょっと貧相


③ハードタイプのムース
④固めるヘアスプレー 無香料 においのあるのは苦手なので


⑤髪飾り
⑥つけ毛 いろいろ試した結果、いかにもという感じもなく、結婚式はこのくらいのがいいみたいでした↓



お葬式のようなときは、こぢんまりとまとめますが、結婚式の場合は盛らねばなりません。
兄やいとこの結婚式に黒留袖を着たときは着付けも髪も美容院に頼んだのですが、これでもかってくらい盛られた写真が残っていています。
あれ、苦手です。

それに、Uピンを折り曲げてどんどんさされて、スプレーでガッチガチに固めるものだから、あとでとるのが大変で痛くて2回とも、ボロボロと涙を流しながら取った記憶があるのです。

早めに行ってやってもらうことや、そのあとの着付けとかを考えても、自分でやっちゃう方が時間的にむだがないし、見劣りはしてもひとまず泣くほど痛くはないですし。


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2016'10.18 (Tue)

自分で黒留袖を着ました③持ち物(2)着付けの小物

自分で黒留袖を着ました①で書いたバッグを買いましたので、あとは入れるだけ。そして2泊3日の準備です。なんで、こんなことを書くのかというと・・・着物の本を出されてる方は、比較的いつも着物を着てらっしゃるから行きも帰...
自分で黒留袖を着ました②持ち物(1)長着と長襦袢


小物類の風呂敷には広げたら上から順に着て行けるように、包みました。

おちょこちょいの私は、いつも何か一つ忘れてたりするのです。
それで、着付けの時間が長くなるという、まったく合理的でないことをしてしまいます。
今回は忘れものもなく、そこは時間もかかりませんでした。

①衿芯(バイアス衿芯はついているけどさらにプラスで短い首のあたりだけ入れるもの)
②腰紐と伊達締めとコーリンベルト(先に手に取りやすいところに掛けるため)
③きもの用ひざ下ストッキング
④足袋
⑤裾よけ
⑥あしべ織り汗取り肌着(肌襦袢と補正兼ねて、和装ブラは無)
⑦補正のタオルなど
⑧クリップ(留袖は重いのでクリップを背中心だけでなく左右も留めると安定)

帯は作り帯にし、風呂敷にはまとめて帯関係の小物を。
①作り帯(お太鼓で前帯をくるむように巻くと織りじわができない)
②帯枕(若い時の大きさのものがこの年齢の礼装の袋帯にちょうどくらいのようです)と織りの平ゴムを輪にしたもの
③帯揚げ
④帯締め(房のカバーはつけたまま)
⑤クリップ  作り帯を形にして仮止めする
⑥帯板(暑いかと、メッシュにしました)
作り帯については別途書きます。
切って二部式にしました。

裾よけの下にはく下着は、風呂敷には入れず、朝のうちにはき替えておきました。

移動することがあるなら、③の上に足袋カバーを履きます。
今回、式場からは出ないのでなし。

あと、念のため、針と糸とはさみは入れてあります。
針と糸はステッチイデーのVOL.11にも載った、アレです。

それから、懐にはお懐紙。
結婚式などの時の、帯に差す扇子「末広」も忘れずに。


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2016'10.17 (Mon)

自分で黒留袖を着ました②持ち物(1)長着と長襦袢

9月の着物のテーマはパーティーに2回、単衣の小紋を着て出かけること、でした。それが終わった10月の最初のテーマは、黒留袖を着て結婚式の親族の写真に納まること、でした。・・・
自分で黒留袖を着ました①


自分で黒留袖を着ました①で書いたバッグを買いましたので、あとは入れるだけ。
そして2泊3日の準備です。

なんで、こんなことを書くのかというと・・・
着物の本を出されてる方は、比較的いつも着物を着てらっしゃるから行きも帰りも着物、のようなアイデアがたくさんあって読んでいて面白いです。
でも、わたしのようにたまにしか着ないものだから着るのにも困ってしまうような人にしてみれば、ほしい情報とちょっと違うからです。

刺しゅうのお教室で、生徒さんから一番教えていただいてることは、何がわからないか、つまり何が知りたいかということです。
何十年も刺しゅうをしてきているとどこか、つい、わかったつもりでお話をしてしまいます。

だから、あんまり役に立つことは書けそうもないけど、いろいろ考えて自分で黒留袖を着るに至ったことを書いておけば、もしかしたら、どなたか一人くらいの役には立つかもしれないと思うのです。

さて、そんなわけで、こんどは持ち物のことを。

きものバッグの中身は袋や風呂敷に分けて6こ。
そのうち、お祝いごとの草履が2つの袋に、そのセットのバッグが1つの袋で、3つ。
あとは留袖と長襦袢で一つ、帯類が風呂敷に一つ、下着類が風呂敷に一つです。
風呂敷は前にポリエステルのを持っていったら静電気で床の掃除をしに来た!みたいになっちゃって、絹にしてます。

留袖はずっしり重い縮緬に金糸の刺繡入り。
いつもは五つ紋の部分や金糸などの部分に紙を当てて畳んでありますけどはずして、着物枕だけ折り目に当ててファスナー付きの不織布の保存袋へ。

黒留袖や喪服に合わせて作っている礼装用の長襦袢には白の半衿を縫い付けておきます。
いつも半衿は絹なのですけど、礼装用は黄ばんでるとよくないとも聞きまして、化繊の真っ白なものを付けました。

黄ばんでいるといっても汚れているわけではなく、絹は時間がたつと黄色くなってしまうのですね。
今回、旦那さんの絹の白いネクタイも十数年ぶりに出してみたら、シミなどはないものの、黄色感が強く、買いなおさなければいけませんでした。
半衿は白かったけど、留袖についている比翼仕立ての衿は普通に絹の白い色で、化繊の白とのギャップがちょっとありました。
よくわからないところですが、比翼仕立ての衿もしかしたら、白いものに替えてもよかったのかもしれません。
探せば、あるものですね。


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2016'10.15 (Sat)

自分で黒留袖を着ました①

9月の着物のテーマはパーティーに2回、単衣の小紋を着て出かけること、でした。
それが終わった10月の最初のテーマは、黒留袖を着て結婚式の親族の写真に納まること、でした。
新婦のご両親の兄弟が多く、招待客は地元もしくは近県だったりしたそうで、新郎にも縁のある土地ということでそちらでのお式でした。
私も出席することになりました。
この年齢になるとお葬式に出ることが多いですからね、御婚礼にお呼ばれするのはとてもうれしいことです。

ともあれ、親族として出るのですから黒留袖。
色留袖だと「すこしくだけた」と、本には書かれています。

並んでみて思うのは、若い親族の女性の振袖姿はもちろんいいですけど、おばちゃんたちの黒留袖もなかなかなもんです。
今時の若い女性のスタイルの良さに振袖の華やかさとは比べられませんが、楽しいことも苦しいこともありながら歩んできた人生の厚み(ぜい肉が厚いということでなく)みたいなのが感じられて、それが黒留袖のきりっとした雰囲気でくるまれている感じで皆さんすてきでした。

黒留袖を着ることにしたのはいいのですが、東京から新幹線で3時間弱の神戸での結婚式。
どうすりゃいいの?ということになりました。

遠いところの結婚式に出るなら、一番いいのは洋服で出席することでしょう。
それに洋風な場所ですし、いまどき着物?って声が聞こえてきそうです。

それでも、日本においては、お祝いの最上級の服装が黒留袖ですからね、着ることにしたのです。

選択肢 ①
レンタルで済ます、着つけしてもらう、ヘアセットもお願いする。
選択肢 ②
着物は自前、着つけしてもらう、ヘアセットもお願いする。
選択肢 ③
きものは自前、着付けも自分で、ヘアセットも自分でする。

この場合、遠いのと雨の日つづきですから、おすすめは①でしょうか。

でも、選択肢は ③。

それでも、親に作ってもらった留袖を着る機会ってそうそうないですしね、持っていくことに。
着付けは苦しくなく自分で加減して着たいので、自分で。

ヘアセットは、脇役ならまだしも、ほんとに端っこの立場ですし、式場に入る時間のこともあって、自分でやることにしました。
朝、カーラーを巻いておき、あとは式場についてから10分くらいでどうにか形にしました。



で、持っていた「きものバッグ」を処分して代わりに買ったのがこちら。



黒いスーツケースはたくさんの人が持っていますけど、市松模様のってあまりないから主張しすぎない程度で区別できていいとおもいますよ。

しっかりした縮緬に刺しゅうも施してある留袖は思った以上にかさばるというか重いというか、大きなほうのきもの用バッグでも、小物類や帯、草履やバッグも入れたらいっぱいになってしまいました。

よい縮緬は肉厚で重いですけど、しわにはなりませんので着ているといいなとおもいます。
ほんとにいい反物で、染めと刺しゅうと仕立てが良く、両親には感謝です。

草履は普通どうやってしまうのでしょうか、わからならいのですけど、パンプスは昔、旅上手の方に教わったように、片方ずつ布の袋に入れました。
片方ずつが靴が傷まなくていいし、詰めやすいとのことです。
草履も同じようにしたら、詰める場所にも融通が利いてよかったです。

着物を持つ人も着る人も少なくなって、更衣室でもだれも自分で着物には着替えてなかったのです。
もし、いつかだれかがこのブログに検索でたどり着いて、着物を着てみようって思ってくれるといいなあと思って書いてます。


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2016'10.01 (Sat)

ガロンレースと9月の着物の反省

単衣は枚数がなくて、続けて着ることがあり、裾の擦り切れが気になりました。
袷だったら裏地が擦り切れれば済むけど単衣は表地の三つ折りした部分が切れちゃうわけですからね。

というわけで、ガロンテープを縫い付けました。
片側のスカラップみたいなレースの飾り部分がちょこっとはみ出すように縫うといいみたいです。


9月のきものでは、ずいぶんと悩みました。
同じ単衣でも季節も気分も6月と違うわけですし、コーディネイトも重陽の節句までと、半ばまで、15日以降で微妙に違うと聞いたりすると、もうどうしていいのかよくわかりませんでした。

それでも9月の終わりになってみて、たしかに言われている細かいルールみたいのはそのとおりだと思うこともあって、来年のためにも書き残しておくことにします。
たぶん来年には忘れてて、同じように悩むから。


9月には夜の格式ばらないパーティーに、おまけみたいな形でのおよばれの機会が二度ありました。
1回目のパーティーは9月の半ばで、暑い時間に外を歩いて行って、夕方からのパーティーに出て、夜ちょっと涼しい時間に帰る、雨の降る可能性あり。
2回目は9月も終わりで、昼は真夏並みに暑く、蒸すという予報で雨はないだろうけど、満員電車で帰るという予定。

だから・・・
長着はどちらもオープニングパーティーということで、おめでたい変わり七宝柄の小紋 単衣。
どんなパーティーかで帯の格も変えるけど、長着は訪問着じゃ仰々しすぎ、色無地ではちょっとつまらない?というより単衣を持ってない。
お召でもよいかと思ったけど、これがちょっとカジュアルな雰囲気の柄に見えて、鮫小紋は単衣は黒なので地味すぎる、というわけで、1枚しか着られるものがなかったのです。
ですから、どちらも同じ着物で。

そして、まだ暑いので・・・ 

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2016'09.29 (Thu)

キモノハンガーは何本あってもいい

着物は10月になると袷になるから、9月の単衣の出番はもうおしまい。
雨の日ばっかりで、水にぬれたら悲惨なことになるお召しは出しやすい引き出しに移したのに、着ることもなくまた上に戻しました。
八掛のついている単衣は10月になっても暑い日に着るとよさそうなので、これは出番待ち。

2度着た小紋は全体にブラッシングと別珍で作った枕みたいなものでほこりをとり、袖口と掛け衿の汚れは落としておいたのですが、何しろムシムシしていて、このまましまうわけにもいかず困っていました。

しょうがないので今日は一つの部屋に乾かしたい着物を集めて、少し乾燥機をかけてから、和タンスにしまいました。

虫干しの時もそうですが、きものハンガーがいくつかあると、一気にかけられるので、手間が減ります。
以前は3本くらいで何とかしていたのですが、やはり全体の数に合わせて多いくらい持っているとらくですね。

私の周りではもう何年も虫干しをしたことがないとおっしゃる方が多いです。
大島紬などは特に湿気やすいとどこかで読んだ記憶があるのですが、そうでなくても絹は湿気には弱く、だからといって乾燥しすぎもよくないそうですね。

ひとまず、きものハンガーがあれば、干すのは簡単です。
たたむのが大変とおっしゃる方も、折り目がついているので元に戻すだけですから、とにかく、風を通してあげてほしいです。
しまいっぱなしで着られなくなるのはもったいないですから。

私は長襦袢も洗っちゃいますから、金属のパーツがないもののほうがさびないので、そういうときにも使えて便利です。

あと、あしべ織りについて聞かれたので、ちょっとここで。
先日も30℃というのに着物でお出かけしまして、でも、あしべ織(汗取り肌襦袢)を着ていたおかげで絹の着物まで汗が行くこともありませんでした。
それに、タオルを巻かなくても補正にもなります。
以前、このブログにコメントをくださった方に教えていただいたおかげで、ほんとによかったです。



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2016'09.21 (Wed)

雨の日の着物の準備

雨でも着物で行かなきゃいけないことってないだろうと思っていましたが、ありました。
となると、雨対策の準備もしなくては。

足元は透明な草履用のカバーもあるけど、雨の日でも歩けるという菱屋さんのカフェぞうりで。
と、ここで、草履はよくても足袋は汚れることに気が付きました。

だから、「雨まち足袋」。
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そして、雨コート。

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2016'09.18 (Sun)

着物ポシェット使ってみました

両手が空くようなパーティーバッグって、あるととても便利。
立食でお料理をいただくのにも両手が自由になりますからね。

パーティーでないときでも、荷物と傘など持っているときなどいいですね。
このまえ作った、がま口の着物ポシェット()。
着物地でがま口と名刺入れ
写真を撮っていただいたので、がま口周辺だけ切り取って・・・と。
チェーンがねじれていて直さないままの写真ですが、こんな感じで使います。
(それより手首が出たまま写っちゃってて、着物を着たときの写り方として、ちょっとよくないですね)
がま口のきものポシェット
カメラとお財布、ティッシュと家の鍵など入って、ちょ~っと、膨らみすぎてます。

腰骨の上あたり巻く腰紐に引っ掛けて使います。
洋服の場合はベルトに引っ掛けられます。

ふだんだったらこのくらいの大きさでもよいですが、口金の幅が狭いのでチェーンがちょっと長く見えますし、カメラを入れるときの事を考えると、もう少し幅の広い口金でもいいかもしれません。
この口金ならマチもあと1cmあってもいいかもしれません。

でも、ふたくちは分かれているので便利でした。
まだ金具があるので、また、作りたいなと思いました。

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2016'09.15 (Thu)

縫い紋をほどく

9月も半ばということで、きものも見た目に夏を残さない秋らしいコーディネイトをする時期です。
見た目秋らしく、でも裏では涼しく、というのがこの時期。

さて、縫い紋で一つ紋が入っている、ちょっと透ける羽織をネットで見つけて買いました。
正絹でしたし、ちょっと直せば私にちょうどいいサイズだったので。
市松模様が透けて見えて、伸縮性もちょっとあって、たたんでもしわになりにくい感じです。

家紋の入った袷の羽織は今時あまり着ていく場所もないといわれていますよね。

この薄いのはそれとはべつで、寒くない時期に塵除けにちょっと羽織るためなので、家紋は必要なく、あると逆にふだんには着られないというし、取ることにしました。

家紋が入るというのはフォーマルになるので、普段着に羽織るとちぐはぐになってしまうのですね。
いろいろな意見があるところですが、着物のルールって難しいようでいて、理由がわかると納得です。

家紋でなく、遊び紋だったら、普段に着られます。

上から別の刺しゅうをする、あるいは遊び紋を張り付けるなどしてもよかったんですけど、着る機会を増やすために取ることにしました。
これを刺した職人さんにはすごく申し訳ない思いはあったのですが。
中陰剣花菱
この紋は中陰剣花菱というのでしょうか。

それを日本刺繍の技法の芥子繍(けしぬい)で刺しています。
測ってみたら、1cmに20目も。
中陰剣花菱

芥子縫いというのは、西洋のシードステッチにも似てるのですが、縫い紋などは点線に刺すので、バックステッチの小さいものとも言えます。
だからと言って、バックステッチのように前の目につなげて刺すのではなく、半返し縫いのように点線に刺すのですが、そのときもまた斜めに刺すので、同じ縫い方のステッチはないのではないでしょうか。

細く絹を撚って刺しますが、撚りが強すぎてもだめですし、糸が太いのは「太芥子」という別のものになるらしく、とにかく、細い糸で細かく、そろった、小さな点を線状に並べるすごい技術が必要なのですね。

想像してみてください。
1cmに20目の点線。

ほんとにほどけるのでしょうか?

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2016'09.13 (Tue)

手縫いのいいところ

これはレーヨンの縮緬の風呂敷です。
まつり縫いとミシン縫い

1枚は市販のもので、ミシンの「三巻押え」で縫ってあります。

もう1枚は生地をカットしてもらったのを風呂敷にしたくて、三つ折りして流しまつりしています。

手縫いの良いところはというと、よく、いちいちミシンを出さなくても縫い始められるから、と言います。
でも、私の場合、ミシンは電源さえ入れればすぐに使える状態ですし、糸通しなども何十年もやっておりますと苦ではないです。

縫い始めるまで多少時間はかかるかと思いますが、、手がかかるとか、めんどくさいとは思いません。

それでも手でまつるということは、仕上がりの違いです。
柔らかく仕上がるので、少々時間がかかっても手でまつります。
とろん、ふわん、とした素材ほど、三巻きのパーンとした縫い目が気になっちゃうのです。

若いころ、薄いポリエステルの生地を買ってスカーフのようなものを作ったときに、三巻押えで縫ってしまうと硬くなって嫌なので、撚りぐけにしました。
手で縫ったものなのに糸が切れるということもなく、いまは風呂敷として使っています。

風呂敷は結構使っていますが、ミシンで縫ってあるのがほとんどではないでしょうか。
白山紬のような生地はしっかりしててミシン縫いでもいいけど、縮緬は手縫いが似合うように思うんですよね。

正絹の縮緬の風呂敷はきれいで高いというのが頭にあって、汚れを気にしてなかなか使えないでいます。
使わないことのほうがもったいないような気がします。
絹であっても、もっと使うようにしたいです。

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2016'09.12 (Mon)

絹の端切れで名刺入れ

着物でお出かけの時、スイカを入れた革のパスケースを帯に挟んで出かけていました。でも、着物の時は革よりも絹で作ったもののほうがいいなと思っていた時に、端切れで作るパスケースを本で見て、作ろうと思いました。
反物の残りで売られていた深い紫の縮緬と、紺にお花の柄の着物と八掛の洗い張りしたもの。・・・
絹の端切れでパスケース


この前3種類の端切れで作ったのがこちら。
縮緬のパスケース

で、昨日作った着物地のポシェットの残りで作ったのが、こちら。
着物地でがま口と名刺入れ
34センチの布幅なので、がま口の布を切り取ったら、ちょうどこれが作れるくらい余りました。

1枚の布から作っているので、両側を縫うだけ。
この前より縫うところは半分以下。

着物を着て出かけるには、秋雨は心配の種。

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2016'09.07 (Wed)

絹更紗の着物をほどく

台風でいる日数が長いと台風に名前が付くそうで、2016年台風10号は、ライオンロック(LIONROCK)と書かれていました。

また台風が発生して、13号、北上中。

災害の映像を見てもどこか、別の世界のことのような、自分は大丈夫と思うようなことではいけないですね。
先日、古文書の番組を興味深く見ておりましたら、古文書にはいろいろな災害の記録も書かれており、自分が住んでいる場所で昔どのくらいの災害があったか知っておくべきだという意見がありました。

地震も台風もゲリラ豪雨も、とにかく、日本にいればいろんな災害に遭うのは当たり前と思って生活していなければいけないですね。
エコ検定の勉強をしたとき、地球温暖化で今後は台風の数は減るが強く大きい台風が発生すると習ったと思うんですけど、今年はほかのいろんな要素で、数が減るどころか、日本に上陸は多いようです。

さて、東京は、今週も良い天気が続きそうにありません。

先週の頭の話ですが、乾燥した日を待っていました。
ほんとに天気の悪い日が多く、しっかり二日くらい干したいものが洗えない日が多い今年。

その日、湿度40%という予報でしたので、いよいよ実行。

というのは、冬に紬を着ていた時に、更紗の帯が合うんじゃない?とアドバイスを受けたので、ちょっと作ってみようかと。

ちょうど古着があって、これを帯につくりかえたら?とひらめいた絹更紗の袷。
男物なので、胴裏は紺。

まずはほどき、洗う・・・。

と、引っ張っただけで、糸が切れ、ぽろぽろととれ・・・。

絹糸が弱くなっていたんですね。
だからといって、むやみやたらと引っ張ったら、布も切れることになるので注意です。

縫い糸だけが劣化するのではなく、布だって同じような環境で保管されてたわけですからね。
縫い糸切れても布切るな、です。

傷んでいるところはないようですが、ちょっと生地が弱くなっている気はします。
ひとまず、水で、絹用の洗剤で時間をかけずに洗いました。
糊付けはふのり。(

その日はすごく風が強く、乾いていて、ほんの10分くらい日陰に干しただけで、乾いてしまいました。

濡れた状態で干し、生乾きはほんの一瞬、しょうがないのでまた例のアイロン()で整えるしかないですね。
ほんとは「はり板」とか「伸子張り」とかするべきなんでしょうけど。

アイロンをかけたら、光沢のある絹更紗が現れました。
絹更紗


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2016'09.03 (Sat)

絹糸の色数

絹の手縫い糸を買いに行きました。
オリヅルの手縫い糸9号

今までは洋裁でウールや薄物のために絹ミシン糸を買うことも多かったですが、近頃は着物関係の針仕事もいろいろやってて、手縫い糸のほうを探しに行くことが多いです。

絹の手縫い糸は一つのお店にいくつものメーカーが置かれている時代ではありません。

今ぐらい縫う人が少ない場合は、メーカーは一つに絞ったほうが、在庫になる→古くなる、ということがなくていいかもしれません。
最初から絹糸が古くては困りますからね。

前にも書いたように、糸が丈夫すぎると布が切れてしまいます。
布を守るためにも、絹物は化繊の糸でなく絹糸で縫うのがよいですが、最初から、古くなって弱くなっている糸ではよくないです。

絹の手縫い糸の記事()でいろんなメーカーのが手元にあると書きました。
色見本帳とか数えたり、調べてみたところ、もしかしたら現在は違うところがあるかもしれませんが、こんな具合でした。
違っているところがあったらごめんなさい。
(メーカーのHPでは数まではっきりわからないものは、小売店の紹介記事などを参考にしています)

洋裁だとウールのジャケットを作る場合などは、ミシン糸と手縫い糸(9号)と穴糸をセットで買うので、それぞれ同じ色数あるものだと思ってましたが、それぞれ違うのもあるようです。

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2016'08.26 (Fri)

絹の端切れでパスケース

着物でお出かけの時、スイカを入れた革のパスケースを帯に挟んで出かけていました。
でも、着物の時は革よりも絹で作ったもののほうがいいなと思っていた時に、端切れで作るパスケースを本で見て、作ろうと思いました。
縮緬のパスケース
反物の残りで売られていた深い紫の縮緬と、紺にお花の柄の着物と八掛の洗い張りしたもの。

ぐるりと1周、手でくけていますが、ミシン目にみえるくらいに細かく縫っていますよ。

こちらの本()から作りました。
縮緬のパスケース
この本を紹介したときに書いた「パスケースの作り方で表布AとC布の色分けが最後に入れ替わっているように思えるのですが」については、何かの手違いでやっぱり入れ替わっているかなと思いました。
でも、わかりやすく書かれているので、作るのには問題なかったです。

絹でなくても、すてきな布があったら作るのをおすすめします。
←改訂版←2007年の本
紀伊國屋書店→ふだんの着物―リメーク小物で楽しむ 「小物と帯作り、帯結び」 (改訂新版)

楽天ブックス→リメーク小物で楽しむふだんの着物改訂新版 [ 鈴木道子 ]

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2016'08.25 (Thu)

縞木綿を水につけたら

今年の夏はいつもの夏より暑かったのでしょうか。
エアコンを使ったのは、この前台風が来た1日だけ。
2016年はまだ、8時間だけです。

絹とかデリケートなものとか大きいものとか、夏を待って手洗いなどするのですけど、水を使ってると、ちょっと涼しいんですよね。
一石二鳥な涼み方かなと思ってます。

さて、今日はとんでもなく色落ちした布のお話です。

うちは和食が中心なので、食事の時は和風のランチョンマットを敷いています。
先日のわらび餅の下に敷いてあるランチョンマットは、ほんとの藍染のものらしく、色落ちもせず、ずいぶん、そう、10年以上は使っていました。

染色を勉強したときはさすがにできなかったけど、後年、藍甕で実際に染めてみる機会に恵まれて、ほんとのやり方で染めてみたときは伝統の技法はすごいなあと思ったものです。
ほかに色移りしなくて、一般的な染料で染めるものと違ってびっくりでした。

その、ランチョンマット。
染めはよくても洗濯ばかりしていれば、生地自体に限界があり、擦り切れそうになってきました。
最初は硬かったんだけど、もう、ふわふわ、わるくいえば、くたくた、してます。

で、ちょっと前に、古い時代のもののようでしたが、縞木綿の端切れというのを見つけました。
使い古しとか、洗い張りをしたものではなく、反物の端で5メートルほどありました。

縞の感じが和食のテーブルに合いそうだったので。
これで、代わりのランチョンマットを作ろうと思いました。
前にも縞木綿で4枚ほど作ったことがあります。

今回も紺がいいなということで、紺ということで買ったのですが、どう見ても真っ黒で、ま、そういうものかとおもって、まずは汚れ落としを兼ねて洗ってみると・・・。

洗剤液が真っ黒でお習字の後筆を洗った液みたいになりました。
で、手洗いですすいだのですが、うっかり素手ですすいでしまって、手が真っ黒。
すすいでもすすいでも黒い汁が出てきました。

(幸いにも手は翌日にはきれいになりましたけど、うっすら爪が黒くなりました。後日これも落ちました)

2回目は落とせるものは落としてしまおうと、ちょっと熱めのお湯で洗いました。
でも、まだまだ。
洗ってすすいで干してを繰り返すこと全部で5回。

あ、これ、やっぱり紺色だ~と思ったところで、だいぶ黒い水が薄くなったので洗うのをあきらめて、裁断して縫いました。
縞木綿のランチョンマット

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2016'08.10 (Wed)

ガロンレース・ガロンテープ

普段に着る着物関係の本を読むようになるまで、着物につけるガロンテープというのは知りませんでした。
ガロンレースともいうみたいです。

刺しゅうをされてる方なら、ヨーロッパの食器棚などに片側がまっすぐで、片側がカットワークなどでスカラップになってる刺繍されてる飾り布をご存知かと思いますが、ああいうのが、ガロンと呼ばれることがあります。
GALONS, RUBANS & LINGE ANCIEN()のgalon、つまり、服やなどの縁取りですね。
クロスステッチの本でも山道テープなどが入ってる袋にGALONSとステッチされていました。
もしかしたら、それで着物でもガロンテープと呼ぶのでしょうか。

着物を着る機会は少ないので、1枚の着物を擦り切れるほど着るとは思えないけど、ガロンテープは買えるかなと検索してみました。
着物の需要を考えると、さすがにあちこちで売ってるようなものではなさそうでしたけど、せっかく見つけたので、2つだけ試しに買いました。
ほんとは、試しになどと言わず、着物の色に合わせて買わないといけませんね。
今回は研究材料ってことで。




昨日洗った単衣の着物の裾にはガロンテープが丁寧に縫い付けてありました。
布がすり減ってから付けたのか、すり減る前に付けたのかわかりません。
裾だけでなく、袖口にも付いていました。

このテープ、一見、普通のリボンのようにも見えますから、それなら手芸屋さんで売ってるリボンでもよさそうなものですが、リボンで多い素材はポリエステルなど。
一方、ガロンテープはキュプラとレーヨンが50%ずつということです。
水には弱かったりするけど、静電気が起きなくてよいのだと思います。

ガロンテープを調べたときには、テープの素材について書かれてるところはなく、手に入りやすいテープでもと書かれている方もいらっしゃいましたけど、素材の特徴を考えると、やっぱりガロンテープが良いと思いました。

キュプラだけでもレーヨンだけでもない半々のところが、両方のよい性質を持ったテープとなり、着物に合うのかなあとおもいます。

濡れているときに無理に引っ張って伸ばすのはレーヨンが水に弱いため、やめておいたほうがいいようです。
洗ってみたところ、縮みましたが、アイロンをかけたら元の長さになりました。

もしかして、木綿の着物を愛用される方でしたら、水洗いのことなどを考えると、綿レースなどを使ってもよいのかもしれませんね。

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