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2023'02.28 (Tue)

着物のストールの一工夫

2月も終わりです。

2月に着物で出かけることは、ちょっと考えてしまいます。
この時はこんな、というのを特にこの時期は毎年悩んでしまうので書いておこうかと思います。

雨はあまり降らないんだけど、2月というのに暑かったり、本格的に寒かったり、花粉が飛んでいたり、風が強かったり。

まずは天気予報が一番で、それから何を着るか考えます。

①雨の場合→あきらめることが多いです。
着物の達人からすれば、何をおっしゃいます~って感じでしょうが、荷物が多い(非常に多い)重いものが多い、コロコロするカートみたいなので行かないといけないくらい多い、わけですから、あきらめます。

②風が強い場合→帽子が飛ばされないようにするクリップでおくみを留めて前がはだけないようにします。

同じものは見つかりませんでしたが、だいたいこのような↓もので、いつも透明のを探して買っていました。
数年でコイル部分が黄色く変色してしまいますので、その後は分解して、クリップの部分はまた別のことに使います。


この頃透明なのが売ってなくて、新しいのが買えないんだけど、透明なので目立たないのと、コイルでびよ~んと伸びるので、歩く邪魔にはなりません。
これが、ただ留めているだけの伸びないものだと、外れてしまったり、歩きにくかったりします。

このクリップ、室内に入って作業する場合は、たすき掛けする代わりに袖を留めます。

③暑い日→内側に着るものを夏仕様、麻や冷感タイプのものにします。
脇汗などは、着物まで行くと変色してしまいますから、

表から見えるのは春らしさのあるものにします。
羽織を着て、夕方の寒さはショールで対応。

④寒い日→内側に着るものを一応、冬用にします。
室内は暑かったりするので、ほどほどにですが汗で着物を汚さないようにだけは気を付けて、冬でもこちら↓着ることが多いです。

結局、暑くても、寒くてもこちら↓を下に着ていることが多いです。
こちらはこのブログにコメントいただいて知って買ったもので、本当にあの時買っておいてよかったと思っています。
あしべ織汗取 あしべ織り 汗取り肌着 肌着 「Mサイズ」快適着物ライフ♪ 汗じみ防止 補正用肌着 日本製 和装肌着 レディース インナー 肌着 下着 肌襦袢 着付け小物 浴衣や着物の汗取り肌着 夏 肌着<R>【メール便不可】ss2206wkm10

⑤花粉対策→もう、この時期は花粉が飛んでいて、たとえ飛んでなくてもアスファルトに積もったものが舞い上がったりして、対策は必要。

1月だったらウールのコートなんだけど、寒くてもここは我慢してつるんとした表面の道中着で。
花粉が付くと普段より念入りにブラシ掛けたりしなくてはならず、面倒なので、道中着はよいとおもってます。

羽織は前から花粉が入ってきちゃいますね。
そういいながら、3月は羽織を着ちゃうかもしれないですけど。

そうなったら、ショールで前を押さえるといいかなと思います。

さて、そのショールに一工夫です。
ショール スナップ

ショールは何枚かあるけど、どれも、ただの長細い平たい布ですから、手で押さえていないと落ちてきちゃいます。
でも、私は片手はふさがっているし、Suicaをかざすときには両手がふさがっちゃいます。

目立たない程度に首に沿ってくっついていてほしいわけです。

どうしようかなと考えた結果、ドールのあきにも使う、透明のスナップ。
軽いですし、目立ちません。

《Prym》プリム ドイツ・プラスチックスナップボタン(ホック) 丸型 7mm/24セット入り 全2色347 155-347 156
最初から仕立てるなら裏地もあって、金属のスナップでもその裏地でくるめば大丈夫ですが、裏地の余りがない場合は、透明なスナップがよいかと思います。

スプリングホックでもよいかと考えたんですが、髪に引っかかるといやだなあというのがありまして、スナップにしました。

テーマ : 和風、和物、日本の伝統 - ジャンル : 趣味・実用

15:26  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2021'11.13 (Sat)

和装で困ること②雨対策~「美人のつま先」

ほんとにたまにしか着物を着ないので、着るときは雨が降らないか、天気予報を何回もチェックして着るか着ないか決めてます。

で、ところどころで雨が、くらいの予報だったので着ることに決めていた日、着物を着始めたら、ザーッという音が・・・。
外を見たら、小降りとは言えないような雨。

さあ、どうする?
心配性ですからね、もしかして着る時間が無くなってしまったらと一応洋服も準備しておくのだけど、近頃サイズが変わってきていて着られる洋服がなくなってきまして。
買うかと言えば、作るからいいや~、となり、かといって作る時間がなく、現在、ないに近い状態です。

ですから、「雨仕様」に変更して着物を着て出かけることにしました。

まず、なにが困るって、どうしても足元が、足袋が、汚れてしまいます。
カレンブロッソなら普通の草履と違って裏から水がしみこむようなこともありませんから、これにカバーをして出かけることに。

着物はそんなに着ないわけだから、雨草履は持っていません。
カレンブロッソに雨用草履カバーがちょうどいいかなということろ。

かなり昔に買った草履カバーみたいのは、経年劣化で、一度も使わないうちに変色、変質してしまいました。

で、買ったのが「美人のつま先」という名前の商品です。



たくさん着られる方なら雨草履をお持ちになってるとよいでしょうけど、わたしはたまにしか着ないので、冬にはちょっとした防寒としても、足袋の指先の汚れ防止にも使っています。
透明であんまり目立たないので、いいかなと。

前のみたいに使わないうちに変色などしてしまうよりは、雨以外でも便利と思うときに使ってしまうほうがいいように思います。

持ち運びも軽いし、かさばらないですから、雨が心配なら持って出ることも容易です。

テーマ : きもの キモノ 着物 - ジャンル : 趣味・実用

17:03  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020'12.31 (Thu)

2020年も今日で終わり

2020年が特別な年だったかと言えば、自分に関してはたいしていつもの暮らし方と変わりがないことに気がつきました。

・介護があって家を空けられない(旅行・長時間のお出掛けはできない)
・いままでもリモートワークだった
・買いものと言えばネットの比率が高かった(逆に今年は配送の量が多いくてたいへんだと聞いてから減らしたかも)
・ご飯は3食作らねばならず、外食はしない
・体が丈夫とは言えない方だから、インフルエンザの時期は常にマスク・花粉用メガネ着用、手やドアノブなどのアルコール除菌、つり革に素手でつかまらないなどはあたりまえ。

今年変わったことと言えば、
・換気を増やしたこと
・風邪など引いたことがない丈夫さだから大目に見ていた義母にも、手洗い・マスクなどを徹底させるのに一苦労した
くらいでしょうか。

結婚してからのお正月は、実家で過ごしたことがありません。
ましてや、お正月に旅行に行ったことも、外食したことも、映画を観たこともありません。
毎年ブログにアップしているようなおせちを作って食べてます。
長男の嫁ですから。

そして、本の仕事を引き受けるようになってからは、お正月休み明けが作品提出ということで、わたしだけ初詣も初売りも行かなくなりました。
もっと早くから作ってお正月は休めば?と言われるものの、大掃除を秋にやっておいたとしてもやはり自分の事ができるものではありません。

もちろん、お正月だからとお酒飲んでる場合でもありません。
(悔しいのでちょっとおいしいヤマブドウジュースを買いましたけど)
家族以外の誰かに会うわけでもなくひたすら家で仕事をこなす・・・。

そうです、毎年の私のお正月も、やっぱり、コロナ禍のお正月となんら変わらないのです。

ところで、今年いちばんやったことは、着物をさわってることだったでしょうか。
洗う、ほどく、直す、作り替える、などなど。

リサイクルのを買うのはいいんだけど、実物を見ても自分が無知だったり、ネットでは実物を見られず勘だけで買うので、はずれもけっこうありまして、そういうのを活かしてあげなくちゃと、気になってました。

うわっぱりと言いますか、作務衣のようにしたのも何枚かあります。
ふだんに絹を着て過ごすというのは、長い「おうち時間」にはなかなかよいものです。

道中着 うわっぱり 筒袖 正絹筒袖に縫い直したもの、ゴムを入れようか思案中

道中着→船底袖のうわっぱり船底袖のもの、袖口はゴム仕様

ほどいちゃったものは胴裏という、薄い白い絹が残ります。
きれいなものは紐にしたりします。
道中着の内紐の工夫

正絹は黄変してたり、ひどいものはシミがあったりします。
洗っても落ちませんし、白くもなりません。
それでも、正絹は正絹、もったいないので、漆の器を包むのに使ったり、はたきにしたりしました。
正絹の胴裏ではたき

これ、留めているのは使い終えたガーゼマスクのマスクゴムです。
洗って取っておいた過ぎ花粉の時季に着けるガーゼマスクが棚から出てきたけど、もう使わないので処分。
このマスクゴムは最後のお仕事かな。


今年も、このブログを読んでいただいてありがとうございました。
インスタに写真アップするよりブログの方が性に合っている気がするので来年もまだ書くつもりでおります。
どうぞよろしくお願いします。

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11:13  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020'12.29 (Tue)

花の文化立国日本 お花の歳時記



Amazon→花の文化立国日本 お花の歳時記

223ページ
一粒書房 2020年8月21日:発売
永田晶彦:著
日本語

なぜか楽天ブックスと紀伊國屋書店で見つけられなかった本。

花の写真や時季など、前に紹介した本がわかりやすくてよかったですけど、花について、そんなに細かく書いてある訳じゃなく、特に着物の柄のこととか知りたいと思ったので、こちらの本も買いました。

ある意味、お花のうんちくの本。
お花が何科だとかそんなことより、日本の文化とお花のことについて、ちょっと物知りになれた気になれる本です。
(といいつつ、すぐに忘れるので物知りにはなれていませんが。)

日本の文化となると、やはり、昔、中国からの影響は大きく、そんなところも載っているのが、他の本ではあまり見かけないことです。

花を覚えるのは得意じゃないんですよね。
得意なもの、興味あることって、それに関連するものもひっくるめて覚えていけるから、花についてもこういったうんちくを交えて覚えるようにすればいいかなあとおもいました。

一気に読むのもいいかもしれないけど、寝る前とか、ちょっとずつ読んでいくのもよいんじゃないでしょうか。


ところで、新型コロナウィルスの家庭内感染が増えているそうですね。

うちは全員揃ってご飯を食べるのは、それぞれの都合や勝手で、週1回か、2回です。
今年の事情に合っているといいますか。

夫と義母はビールを飲むので、本人は気づかないかもしれませんが大声でしゃべるので、話はご飯の後にしたらと言ったんですよ。
口にてを当ててしゃべるんですよ、そして、その手でお醤油とかマヨネーズとか触るじゃないですか。
盛り分けたときにマヨネーズなども最初からお皿に載せちゃうことにしてます、配給制ね。
さわったものは、あとで除菌シートで拭き取ります。

義母は、コーラスやお友達との少人数の会食に行くと言うんですよ。
内臓が丈夫→免疫力が高いらしい→風邪を引いているのを見たことがない義母、なので、新型コロナウィルスの感染力がどのくらい強いのか、とか、私みたいに弱っちい人間にはどれだけ怖いかなどを想像できないようです。

帰ってきても、うがいしなかったり、水だけで手を洗って終わりにしたり、外で着けていたマスクを部屋の中でもずっとあごに付けていて、捨てたほうがいいよと言うとリビングのゴミ箱に捨てたり、と、よく見ていて注意しないといけないことがいろいろありました。

結局のところ、私が神経質だから細かいことを言う!みたいなことになってますけど、やっぱり、今は、やれるべき対策は続けます。

もし、自分がかかって無症状だったりとかしたらとかも考えます。
軽症だったら、隔離とかなって、ホテルなどにカンヅメになったりすることも考えられます。
スマホと充電器は必需品・・・などといろいろ考えてます、根が心配性なもので。

10年前にパンデミック対策を始めたとき()、感染してても気づかず人にうつすことがあるというのは全く思ってなかったことです。

いつか、ふつうにお花を見にに行けるときもくるでしょう。
今はお出掛けせずに本を読んで、知識をため込んでから花を愛でるお出掛けをすることにしましょう。

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17:02  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020'12.14 (Mon)

絹手縫い糸 80m or  40m

絹糸ではオリヅルの色見本と金亀の色見本とタイヤーの色見本を使っています。
手に入りやすいメーカーの絹糸はミシン糸、穴糸、手縫い糸など共通なので、洋裁でも和裁(スイマセン、和裁と言えるほどのことはしていません)でも使えるので、色見本帳があると便利です。
(洋裁でも絹手縫い糸は使いますよ。)

その理由の一つは、絹糸の入手が困難になったからです。
学校にいた頃は学校の中でほぼ材料は揃ったし、帰りにオカダヤに寄れば必要なものはほぼ手に入るような環境だったし、まだそういう時代だったんですけどね。

それでも、少し前までは、電車で手芸屋さんに行ったときに買えばよかったんだけど、義母のことで家にいなくてはいけなくなってからはそうはいかないのです。

近くのお店で絹糸を扱っているお店にはタイヤーがおいてあります。
だから、色見本帳を買ったんですが、でも、売れないんでしょうね、手縫いだと40mの小さい巻き、しかも、全171色のうちの白黒とほんの一部しか置いてありません。
ミシン糸に至っては、置いてないようです。

前はもう少しあったんですが、気がつくと色数が減っているのです。
もはや必要な色が買えない状態。
取り寄せお願いすれば買えるのかもしれないけど、レジを打ち間違えられるし、布は斜めに切られて足りないし、忙しいからかイヤそうに対応されることがあって、それから怖くて、近頃は近くても行かなくなっちゃいました。

そんなで、ない!というのは困ったことで、ネットに頼るしかなくなってきました。
一巻きの糸を買うくらいでは送料が糸より高いこともあります。

できれば、何かのついでにということで、着物関係のお店で買ってます。
何色か必要なものを拾い出して、ついでにバイアスの衿芯みたいなものといっしょに買ったりします。
金亀の糸を扱っている着物屋さんがきもののきらくやさん。
絹手縫い糸 バイアス衿芯

グレーの濃淡があるとわりといろんな色に対応できますね。



手芸屋さんでは手芸材料や用具の買いものついでに買います。
手芸の山久さんでは色見本帳も買いました。




電車で行ってたお店にあったのがオリヅル印だったので、色見本帳を買ったのですが、色を決めて行ってみると、在庫無し!なんてこともあって、このときは実際にはあまり役に立ちませんでした。
(電車代を払って買えずに帰らなくてはいけないって理不尽!)
実店舗でも絹糸の売り上げは減ってるんでしょうね。

だったら、ネットで買うときに利用できるかと思ったら、在庫限りみたいなのしかヒットせず買えませんでした。

それから、長さなんですが、洋裁のジャケットなどで手縫い糸を使う部分は少ないですから、1着作るのに40mでも足りるんですけど、着物関係の手縫いはそれなりの距離縫うこともあるので、80mのを選ぶようにしています。

そのようなわけで、結局、近頃は80mの金亀に落ち着いています。

絹手縫い糸も、いろいろ縫っていると早く終わっちゃう色もあります。
かといって、経年劣化は避けられないのでたくさん買っておいてよいものでもないんですね。

ミシン絹糸も弱ってくるので、縫いじつけなどにつかったり、刺しゅうに使ったりもできるので、最後まで使い切るようにがんばってます。

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21:02  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020'11.06 (Fri)

袖口のゴムの劣化

今日はリサイクルショップで入手した割烹着の話で、袖口のゴムの劣化についてです。

まず、輪ゴムは怖いっていうことについてなんですが、とくに着物をしまうときなど、まちがって輪ゴムが入ったりしないように注意します。
中でも金糸や箔などが変色してしまうので、これは絶対に避けないといけないですから、うっかりなんてこともないように細心の注意を払いますね。

ぐずぐずになってしまうものを束ねたくても輪ゴムはいただけません。
着物に限らず、天然ゴムが劣化すると、べた~っと生地に貼り付いてしまいますし、生地も変色します。
輪ゴムが変質した話

洋服でも、袖口に輪ゴムが入っていることがあります。
天然ゴムの結び目のない輪ゴムです。

そういうのって、たいていゴムを取り替える穴などありません。
取り替える前に本体がだめになってしまうような、洗濯の激しいものなどは輪ゴムが使われたりするようです。

洋服を作る方の人間からすると、輪にしてから、あるいは輪になっているのを縫うと一発で仕上がって楽なんです。
輪ゴムだったらコスト的にも安くなりますしね。


前置きが長くなりましたが、私が入手したのは封を開けた様子もない割烹着。
包まれてる袋もきれいだけど、ラベルの文字が古めかしい。
未使用品の古い品です。

予想はしていたけど、袖口の三つ折りしてゴムの入った部分は劣化した天然ゴムで変色。
2枚のうち1枚はあめ色のゴム、もう一枚は白い輪ゴムが入っていたようです。

折りたたまれていたので、あめ色のゴムの方は重なっていた袖や身頃も変色。

切り取ってみるとゴムは、どちらも硬い物質になってました。
輪ゴム 経年劣化 三つ折り 

裁ち端の始末はしないままでしたが、ひとまず洗ってみました。
輪ゴム 経年劣化 三つ折り 
石けん液に一晩つけ置きましたが、当然、この色は落ちません。

この割烹着を作った頃は、メーカーもこんな何十年もしまわれたままになるとは思わなかったでしょうね。
保管の環境によっては何十年でなくてもこうなることはありますから、家でお洋服を作る場合にも輪ゴムは止めた方がよいと思います。

天然ゴムのゴム紐は手頃なお値段です。
ちょっと長持ちさせたかったら、 LYCRA(ライクラ)、つまりポリウレタンのゴム紐がよいかと思います。


ちなみにずいぶんと前の話ですが、透明なポリウレタンのゴムも使わないでただ保管しておいたら「チーズ鱈」の鱈の部分ようになってしまいました。
ポリウレタンゴムの経年劣化の話

衣類を短期で消費してしまう時代ですが、長く持つ上質のものは手を入れて長期で着られます。
こんなゴム部分であっても本当は取り替えながら長く着られるといいですね。

そんなわけで、ゴムの変色はこれ以上薄くしようと思わず、新しく三つ折りのゴム通し部分を作ってみます。
この割烹着は着物を着たところで、デザイン的にすてきではないかもしれないけど、袖が濡れなくて機能的なエプロンではあると思います。

変色したからといってただ捨てられてしまうのでは、物であっても気の毒なので、使い倒すくらいのつもりで使ってあげられればこの割烹着も本望なのではないでしょうか。



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05:58  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020'10.12 (Mon)

ガロンレース・ガロンテープの切り売り

9月、10月はいつも着る着物を考えさせられます。
とくに近年は9月が暑すぎる!
そして、10月になるといきなり冬っぽくなることも。

もう、これは外側と内側に着るもので調節するしかないと、ここ何年か、そんなことばかり考えておりました。

その中の対策の一つは10月でも単衣を着るということです。
肉厚だったり、薄かったりいろいろでしょうが、秋らしい雰囲気が出てれば(夏っぽさがなければ)衣替えといってもまだ袷を着なくていいんじゃないでしょうか。
袷を胴抜きにすることまで考えましたが、どうもそこまでしなくてもとおもいました。

そうなると単衣を着る回数が増えることになります。
当然、裾の擦り切れを心配しなくてはなりません。

一応、リサイクルで買ったような自分のベストサイズより着丈の長い着物なら、裾が擦り切れたとしても2㎝程度切って三つ折りし直すということもできるかもしれません。
(つま下が短くなりますけど)
でも袖口まではそうはいかないのですよね。

洗い張りの生地などを骨董市で買ったりすると、共布を当てて繕ってあるものがあります。
昔の人はそうやって丁寧に長く着続けたのですね。

で、擦りキレの予防策があるなら、それをしておいてもよいとおもうのです。

前にも書きましたようにそれが、ガロンレース。


普段に着る着物関係の本を読むようになるまで、着物につけるガロンテープというのは知りませんでした。ガロンレースともいうみたいです。刺しゅうをされてる方なら、ヨーロッパの食器棚などに片側がまっすぐで、片側がカットワークなどでスカラップになってる刺繍されてる飾り布をご存知かと思いますが、ああいうのが、ガロンと呼ばれることがあります。GALONS, RUBANS & LINGE ANCIEN(★)のgalon、つまり、服やなどの縁取りです...
ガロンレース・ガロンテープ


なかなかガロンレース自体売っているところがないかと思っていましたが、ちょっと染料を買いたいなと思って探しておりましたら、おもいがけずガロンレースの切り売りがあることがわかりました。

紺色が欲しかったので、ついでに買いました。


切り売りといってもガロンレースってだいたい裾と袖口に使うわけですから、243㎝のものがすでに切って売られているくらいなので、普通の体型だったら240㎝買えば間に合うでしょうね。

学生の頃は毎日のようにオカダヤに寄ってから帰ってました。
当時は洋裁を勉強していて、着物にほとんど興味がありませんでした。。。
洋裁をしっかり勉強してからの着物の良さを知り、着物のことを勉強したことで、あらためて洋服の良さも考えることができました。

さて、10月はどんな組み合わせで着れば過ごしやすいのか・・・。

これも前に書きましたが、静電気対策も必要になってくる時季です。
レーヨンとキュプラを織り上げているガロンレースは、ポリエステル製のリボンを縫い付けるのと違って静電気対策にもなります。
静電気対策は着心地の良さの他にも汚れ防止にもつながります。

素材にしても縫い方にしても、一つ一つに訳があって、代用できるもの、できないものがあります。
ガロンレースはなかなか代用品は見つからないので、これからもガロンレース自体を売り続けていただきたいです。

そして、リボンなどもそうですが、人件費がかかってしまうからなのか、カットされたものばかり並んでるお店もあります。
でも、やっぱり、切り売りというシステムも続くといいなと思います。

こちらの記事にも書きましたように、ステッチイデーVol.32では着物にも合いそうなデザインのマスク、掲載していただいてます。

お着物の記事を目的にこちらを読まれている方にも刺しゅうの本ではありますが、ぜひご紹介したいですね。


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11:39  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020'08.15 (Sat)

地味な麻着物を

ここ3年ほどは、できる限り家にいなきゃいけないので、着物を着る機会がめっきり減っていたところへ、コロナ禍で近くのお出掛けということもなくなり、今年は着ておりません。

そんなわけで、家にいるとき着たいとは思ったのですが、高齢者はこぼしたり、汚したりするのがあたりまえで、膝をついたり、日に何度もトイレ掃除やお洗濯をするのには、着物はあまり、適しているとは思えないのですね。
ドアノブもやたら引っかかって、袖がびりっとなるし。

もちろん、普通にされてる方もいらっしゃるのは承知しています。
自分が上手に振る舞えないだけだと思います。

そんな、いまだ着物初心者ですが、ほんとに初心者だった頃、似合うとか考えずに「小千谷縮、涼しくてよさそう~」とリサイクルのものを複数枚買いました。
最初は見つけたら買ってみるのだけど、もっと気に入った柄も見つけてしまって、そちらに乗り換える、といったことになってしまい、最初に買ったのは着ないのですね。
これぞ、リサイクル着物初心者!というパターンなんじゃないでしょうか。

で、寝るときに麻の着物がいいと思って着てみたこともあります。
寝間着というと浴衣でしょうが、綿コーマの浴衣は、私は暑くて耐えられないので、いい色の、麻のちょっとくたびれたかんじのを買ってきれいに洗って着てみたんですね。
寝具のせいでしょうか?やっぱり暑いのですよ。

それで、麻の長襦袢、苧麻で白の透かしの入っている涼しげな長襦袢をきれいに洗って漂白除菌して着てみたのですが、今度はなんだか自分の姿が江戸時代の幽霊の絵みたいに思えて来ちゃいましてね。

それで外に着て行くことはたぶんない、地味~な色柄の小千谷縮を、夜、着ることにしました。
近年、できるだけエアコンを付けたくない私でも、エアコンを付けたままでないと寝られない夏になってきてます。
暑くなく、そして、冷えることもないちょうどいいのは小千谷縮でした。
小千谷縮の袖の直し

新潟育ちの方が子どもの頃、今思うと贅沢だけど夏は小千谷縮を寝具などに使っていたと、聞いて、ただ、たんすにしまっておくより、こういうときに着た方がいいなと思いました。

今年は亜麻のシーツに加えて、苧麻のシーツにして、ひんやり感を得ています。

うちは高齢者の部屋はずっとエアコンです。
が、リビングはの方は、昼は今年は換気をよくするために窓を開けてます。
だから、昼間、リビングは35℃を超えます。

換気が大事なのか、熱中症対策で冷やすのが大事なのか、悩むところです。
特に人が訪ねてくる場合、エアコンを入れないといけないし、換気はしたいし。
空気清浄機のウィルスフィルターもあまり当てにはできないし、これまた悩みます。

今日はさすがに午後が雨の予報で、蒸していたので、お昼ご飯の後はずっと冷房を入れてます。
だから、おなかが冷えないように帯をしていていられる着物は、素材を選べば洋服でいるより体によいかもしれませんね。

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14:27  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020'07.17 (Fri)

かるさん袴のようなもんぺのようなものを作ってみた

発売から1週間を過ぎました。
洋書をお持ちの方も買っていただいているようでありがとうございます。
【誤植のお知らせ】
P.59のスズランの日の色チャート部分。
記号に間違いが、ありました。
似ている色と記号が多い場所です。
/が738はそのまま、754と同じ記号だった543は\が正しく、人みたいな記号は754になります。
気づかず申し訳ありませんでした。


フランス12か月の行事と遊びのクロスステッチ
紀伊國屋書店→フランス12か月の行事と遊びのクロスステッチ - 425点のノスタルジックでかわいいモチーフ

アマゾン→フランス12か月の行事と遊びのクロスステッチ 425点のノスタルジックでかわいいモチーフ

楽天ブックス→フランス12か月の行事と遊びのクロスステッチ 425点のノスタルジックでかわいいモチーフ [ ヴェロニク・アンジャンジェ ]

120ページ:ソフトカバー
グラフィック社 2020年7月8日:発売予定
Veronique Enginger(ヴェロニク アンジャンジエ):著
日本語

クロスステッチ用リネンへの刺し方はこちらの本に書いておきましたので、よろしかったら参考になさってください。

刺しゅうの基礎
紙書籍版と電子書籍版


紀伊國屋書店→はじめてでもきれいに刺せる刺しゅうの基礎
電子書籍はじめてでもきれいに刺せる 刺しゅうの基礎 - 本編

楽天ブックス→はじめてでもきれいに刺せる 刺しゅうの基礎 [ 安田 由美子 ]
はじめてでもきれいに刺せる 刺しゅうの基礎【電子書籍】[ 安田由美子 ]

セブンネットショッピングはじめてでもきれいに刺せる刺しゅうの基礎 

さて、いまは、刺しゅうの仕事で手一杯ですから、これは少し前の話です。
適当にではなく、あくまでも、「てきとー」に作ってみた、というお話。

だから、質問されてもお答えできません・・・。
上のような刺しゅうの本の仕事をしていますが、本来の専門は洋裁なのです。

視力も落ち、指・手首もしびれがあったり関節が痛かったりで、和裁は到底できそうにないのですが、和裁の本は読んでいておもしろいですから、見て考えて楽しんでます。
でも、何冊買ってみても、昔ながらのもんぺは載ってませんでした。
ゴムの入ったズボンみたいのは載ってます。

昔の、着物の上にはく紐で結ぶものはどうやって作るの?
作りはどうなってるのかしら?
ネットで検索しても、「もんぺみたい」なパンツはヒットするけど、それらしいのはなかなか見つからず。
そうなるとますますどうなっているのか気になるのです。

しょうがないので洋裁の知識とネットから得た情報を合わせて作ってみました。
生地は36㎝幅のもので耳も利用、四角を基本に作るというところは守りました。

きっと、和裁をされる方は、突っ込みたくなるでしょう。

まず、生地は何を使うかさえよくわからず、洗えるのが大事だろうと、真冬以外はずっと使えそうな、木綿を使うことに。
夏でもいけるかなと正藍しじら織りを使ってみました。

こんな感じでできあがりました。
もんぺ かるさん袴 軽衫袴 正藍しじら織り 

襠(まち)は、前襠と後ろ襠のあるもんぺの襠として書かれていたもののようにしてみました。
でも、裾は軽衫(かるさん)袴のように裾に横布が付いて、袖のカフスみたいになってる形にしてみました。

カフスのようなものだったら洋服には普通はあるだろうと思って、脇にあきを付けてみました。
持ち出しをつけて、スナップ留めにしました。
これで、着脱も楽なんじゃないかと。

資料をいろいろ見比べましたが、洋裁とはタックをたたむ方向が違うように思います。
ウェストから伸びるタックは、裾まで行くともんぺなら消えるはずですが、軽衫袴の応用でもあるので、裾まで行ってます。
最初普通に袖のカフスを付ける要領でタックをたたんだら、裾とウェストでタックが逆になってしまい、これはいけないと思いました。

前の紐は、脇から伸びていて細め。
紐は、ぐるっと後ろを通って前まで回して、結びます。
後ろの紐は幅が広めで脇から前に持ってきて前紐の上で結びます。

脇のあきには、何か特別な名前があったような気がしたのですが、忘れました。
着脱を繰り返すうちに裂けるか、傷むのではと思い、メンズのシャツのガジェットみたいのを付けました。
三角にしてみたんだけど、野球のホームベースみたいな形でもよかったかとあとからおもいました。
ガジェットの付いたメンズシャツは一つ格上の気がするので好きですね。

もし、次に作ることがあれば、ポケットも付けてみようかな?

パーツ自体が四角あるいは三角です。
無駄のない型の置き方、洋裁で言うところのマーキングの収率はかなり高く、これぞ和裁の真骨頂!と思いました。
いい勉強になります。

大相撲の呼び出しさんの履く【たっつけ袴】も、調べてたら出てきました。
こちらは作ることはないでしょうが、いつもどんなパターンなのかな?と思ってTVを見ていたので、わかっておもしろかったです。

かるさん袴に近い形がこちらではないでしょうか。


紐付きにこだわることがなければ、着物ズボンというのもあるようです。


ただ、どちらも素材がポリエステルと書いてありましたので、できれば涼しい織りの木綿生地ででもと思って、考えてつくってみました。

【追記】

ブクブクした藍の華の浮くカメで染める正藍染は、明治以降主流になったケミカル藍染と違って、色落ちもしませんし、紫外線にも強く退色しにくく、抗菌作用もあるんだそうです。
藍染めの工房に行ったこともあるんですが、ブクブク泡の浮いているカメで染めたものは色落ちしなくて、なんか不思議でした。

だから、正藍阿波しじら織りで作ってみました。
着物に色移りしない生地を使うことが大事ですね。

【さらに追記】
水通しした時も色は落ちませんでした。

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2020'04.05 (Sun)

道中着に長い内紐を足して

今朝、ベランダに燕が来ました。(逆光だったけど声でそうではないかと)
なんか、「やっと着いたよ~。疲れたよ~。」って鳴いてたように聞こえました。
「今年は人間が歩いてないね~。どうしたの~?」と言っているかもしれません。

さて・・・。

まとまった時間出掛けることができなくなってから、長襦袢などは寸法を直したり、改良して着やすくしてみたり、ほどいた着物のリメイクを考えたり、と、着て出掛けるより、うちの中で絹物をいじってることが多くなりました。

道中着の後ろ姿をすっきりさせるには、紐を足すのがよいということで、また別の道中着に付けてみました。
これからの時期、もう着ないけど、いまやっておかないと、いざ着るときにできてないからあきらめてしまうということになるので、やってから、たんすにしまうことにしました。

道中着って、洋服だとコートの位置づけで、道行に比べるとカジュアル。

紐をつける道中着はこれで2枚目なのに、どこにつけるのか頭の中でこんがらがってしまったので、忘れないように写真を撮りました。
合ってるのかな?いまいち自信ないけど。
道中着の内紐の工夫

白い紐はほどいた袷の長着の裏を使っています。
見えない部分なので、白でも長くとれればOK、ってことで。

ミシンで縫うのと、手でくけるのでは、紐になったときのやわらかさがちょっとちがいますね。
仕立ては手縫いなので、紐もそうすることにしました。

和裁の本を見ても、紐を付ける位置は決まっています。
ネットやふだん着について書いてある本などでは、切ったり縫ったりし直して着る工夫などがたくさん見つかります。

おもにきものについて書いている方のブログって、毎日更新される方も多いようで、そういった工夫をするとかも含めて、まめな方が多いのだなあと思います。
それとみなさん健康そうで、それだけじゃないと思うけどやっぱり、絹でおなかを温めてるのがいいのかなあなんて思いながら、読んでます。

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15:10  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020'03.30 (Mon)

絹をさわってるとストレス解消になりそうで型染の古い着物を解いてみた

材料扱いのリサイクルきもの。
そのまま着るにはちょっとね、というもの。

ちょっとね、の内訳は、まず、着丈が小さすぎる。
汚れやシミが目立つところにある。
買ってみてわかったのは、古い・・・引っぱるだけで縫い糸が切れる。
ニオイもある。

こういう、染め物で赤が入っているのは洗ったところでたいてい色落ちして、失敗するはず。
素人なので。

なのに、この汚れというかシミというかを見て、このまま誰も買わないと、処分されちゃうんじゃもったいないというのもあって、長着として仕立て直すこともないけど、自分で半幅帯にでもできればいいなあと思って買いました。
そのころ、半幅帯をほとんど持ってなかったのです。

それから、4年もしまったままになってました。
思い切ってほどいてみました。

八掛が擦れてないのにすごく汚れてました。
引っぱるだけで糸が切れていくので、ほどくのは簡単でした。

汚れ落ちがいい洗い方だと、色も、特に赤も落ちてしまいます。
注意して洗っても失敗して色落ちが激しかったら、その時は絹のお布団のカバーにでも・・・くらいのつもりで、洗ってみました。

濡れている間にでも色は落ちるので、糊付けをしたらさっさと乾かす・・・

というわけで、洗濯液がグレーがかった赤紫のようなすごい色になった(写真を撮ろうかと思ったくらいです)わりには、まあ何とか行けそうな布になりました。

洗い方は、人それぞれですが、こちらの本にあるような洗い方がいちばんよいかと思います。

あ、この本、書店では買えないと書いてあったから生協さんで買ってみた本なんですが、奇をてらわず、なかなか簡潔にまとめてあって、よかったです。
また、次の機会にご紹介しておかないと。

こちらの本でも単衣の紬をほどいて洗ってるレポートが載ってます。
自分でできる きもののお手入れ&お直し(記事はこちら
買った当時はあまり必要ないほんかと思っちゃったわりには、たまに出してきてみている本です。


そういうわけで、伸子張りもできないんで、アイロンをかけて、巻き取りました。
型染め 

帯芯も買ってあるので、あとは半幅帯にでもできたらと思っています。

よく、接着芯を貼ったやり方は見かけるのですが、できれば貼らないのを作ってみたいです。


ところで、こういう、きものなどをほどく作業は、何かを待っているすき間時間にすることが多いです。

現在、義母が行きたいところは、クラスターを発生させそうなところばかりです。
デイケアのほうは、かなり気を使ってくださってるみたいなので通っていますが、それ以外は3つの密の場所です。

不要不急の外出自粛ってことで、つまらないのか、知り合いと電話をしています。
よくかかってもくるみたいです。

一人あたり1時間半くらいしてるそうなんだけど、別にそれはいいと思うんです。
むしろ、電話で話すことで元気になってるわけですから。
でも、夕飯が7時ってことになってるのに、7時半になってもまだしゃべっていて、結局8時から夕飯ということに。

義母はお風呂に1時間かかるから、後から帰ってくる家人のことも考えると、7時半にはご飯を食べ終わりたいのです。

朝も、私は5時半から起きているのだけど、義母は8時に朝食がいいと言いつつ、9時半まで寝てることもあって、朝食に30分はかかるから片付け始められるのが10時ということもあります。
お昼には1時間くらいかかり、片付け終わったら、ほどなくお茶の時間、ということになります。

好きな時間に好きなことをして、都合のわるいことは聞こえなかったり忘れたり、そういう「我が道を行く」ことで免疫力を高めて元気でいられるのかもしれませんけど、こちらは、締め切りもあるし慢性的に手も痛いし、精神的によろしくはないです。

トイレ掃除も、介助をするよりは苦労しないで済んでるわけですから、超高齢なんだからしょうがないと、介護のストレスをためないように「あきらめる」ことにしてます。

そういうときにはきものなどをほどいたりします。
布や糸、特に絹をさわっていると、ストレスが減る気がします。

義母だって嫁に対して我慢してることもきっと多いんだろうなって、ちょっと冷静になれるように思います。

先日から外出自粛要請で、「自宅でいろんな過ごし方を工夫してほしい」といいますが、そういうのを聞くとちょっとうらやましいです。
介護をされてる方の多くはこんな時でなくても、出掛けたくても出掛けられないし、使い方を考えなきゃいけないような余分な時間もないと思います。
題名を読み返したら、外出自粛などでストレスがたまってると思われちゃいそうですけど、もともと外出できないのです。


もし、介護などで同じように感じてる方がいらしたら、手ざわりのいい布や糸を触ってみることをおすすめします。
でも、縫い物が嫌いな方には逆にストレスでしょうか?

おすすめは、布だったら絹です、私は化繊が苦手なので。
同じ絹でも長着の生地より長襦袢の方が肌触りがよい感じです。

刺しゅう糸だったら絹ではなく綿ですが、花糸がいいですね。
毛糸だったらベビーアルパカがいいなと私はおもっています。

ただ、すき間時間では刺しゅうもなかなか集中してできないので、着物をほどくような作業が向いているかなと思いました。

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17:57  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020'03.23 (Mon)

長襦袢の着丈を長く縫い直してみた

鱗模様。
厄落としや厄除けの模様です。

着丈は短かったけど裄はぴったり。
リサイクルでも未使用品ということで、直して着ようと思って長襦袢を買いました。
袖丈を直したのが1年前。
一度着てみたけど、やっぱり着丈が短いのが気になりました。

七緒 vol.61―よ~い、どん! 「たんすの着物」応援団――無敵の「薄羽織」/ 「ちっちゃい着物」を着る方法 (プレジデントムック)



七緒VOL.61では、短い長襦袢を切って、半襦袢と裾よけにしましょうというのが載っていました。
これは、「普段きもの」の本にはよく載っています。
特に自分に短い長襦袢の場合は、切ることで丈の調節もできたり、扱いも楽になったりといいことづくめだからでしょう。

一方、短い長襦袢を自分にちょうどいいものに縫い直すのは書かれているものがなかなか見つけられません。
和裁の本を見てどこがどうなっているか見て理解して直さないといけないのですが、通し衿仕立て、別衿仕立て、ほかにもつまみ衿仕立てというものもあるそうです。

これは他分別衿仕立てというものなんだろうなとおもっても、その縫い方は読んでもよくわからなくて、どうも洋裁の本を読むのとは勝手が違うようです。

なので、縫われているのをお手本に、半分だけほどいて、ほどいてない方を見ながら同じように縫ってみました。
長襦袢 着丈 伸ばす
理解できたところで、残りをほどいて、同じように縫いました。

以前裾をほどいてうまく縫えなくて失敗したので、揚げで調整するのがよいかなと考えました。
7㎝短かったので揚げの縫い目を3.5㎝ずらして縫い直し。
それによって、脇も背中心もほどいて縫い直し。
長襦袢 着丈 伸ばす

脇の縫い代の始末はなんで三角が出現するのか、ほどいてやっと理解できました。

揚げの部分を伸ばしてもほかも並行にずらすだけでいいと思ってたら、居敷当てだけは元の寸法のままなので、3.5㎝ずれています。
長襦袢 着丈 伸ばす
赤い線が新しく縫った内揚げの位置で、本来はこの縫い目まで居敷当てがあります。

衿を途中まではずして、縦衿も途中まではずして、揚げを伸ばした長さ7㎝ずらして縫い直し。
長襦袢 着丈 伸ばす

これで、ちょうどいい着丈になりました。
袖丈を直したのが1年前。
これでぴったりの長襦袢になりました。

無双の袖丈の調節は自己流ですがこちら。

よくわからないまま縫ってみましたから、次回のためにきちんと書いて和裁の本に挟んでおこうと思います。

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22:28  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019'12.14 (Sat)

冬の日の着物を暖かく(3)絹のステテコ

足袋下ハイソックス、裏がネルの足袋草履と言っても、カレンブロッソのカフェぞうりなどは底から雨がしみ込んだりはしません。ですから、雨の日も履けるといえば、履けます。雨待ち足袋という足袋も買ってあります。そのとき、つま先にカバーをするわけですが、すぐに取り付けられて、すぐにはずせて、...
冬の日の着物を暖かく(2)雨の日用の草履カバー



出掛けるわけにはいかなくなってから、さらに着物着たい病が重くなっているようです。
出掛けられる日があったら、即、着られるように準備などしております。

冬に着物を着るとき考えるのは、寒さ対策と部屋の暖房による暑さ対策です、悩みます。

夏の汗より冬の汗のほうが、日ごろ汗をかかないので、いや~な成分が多いらしいじゃないですか。
スポーツ選手の汗は臭くなくて、運動しない人の汗はにおうとか、いいますし。

たしかに、暖房の効いたところでは汗をかくくらいです。
電車の中も暖房が利いていて、案の定、帰ってきて着物を脱いだら、薄い衿芯を入れてたのですが、水滴が見え、びっくりしたことがあります。

あしべ織りの肌襦袢()を着ていたので、大丈夫でしたけど、冬でも蒸れない夏用肌着のほうが良いのかしらなんて思ってしまいます。
洋服でも某メーカーの有名な冬用でなく、そのメーカーの夏用の肌着を着ている方もいらっしゃると聞きました。

水分だけならいいですけど、汗の成分が生地に残るとシミになります。
汗をかいたところに霧を吹くといいと書いてあるのを読んだこともありますけど、薄まるだけで、根本的にとれてはいませんよね。
何かに吸い取ってもらうとか、でないと、残るんじゃないでしょうか。

私の祖母は着物で暮らしていましたが、冬は綿ネルの裾よけ、昔だから腰巻って言ってたかな?を着てました。
私は、ちょうど白生地があったので、絹で作ろうとおもってました。

そのまえに、絹でステテコって、贅沢だけど良いかも?と思い、縫いました。(記事はこちら
和装の下着 ステテコ
左が正絹、右が麻楊柳

手で縫うもよし、ミシンで縫うもよし。
ミシンは早い!
レースゴムも縫い付けられますし。

「ミシンはつれるので、手縫いのほうがいい」っていうのをどこかで読んだことがあります。
確かに手縫いは縫い目がパン!としてないというか、縫い目の構造上、やわらかさがありますね。

そういう点で手縫いがいいというのはわかりますが、ミシンの調節さえうまくいってれば、つれたりはしませんから、「つれるので」というのはちょっと違うのでは?と思います。
ミシンを使いこなせていないのにつれるといわれては、ミシンの立つ瀬がありません。

絹のステテコの市販品もあるようです。

ステテコ 正絹 女性用 ステテコ シルク 100% ステテコ 白 M L 着物 和装

ほんとに寒いときはこちらも、活躍します。

ヒート+ふぃっと七分丈パンツ 女性用 春秋冬 東レ(ソフトサーモ糸) M/L【メール便なら送料無料】

積雪があったり、寒い気候のところで着物を着る方のブログもよく読みます。
東京あたりでは、上は涼しく、下は温かく、って感じが、いいのかな?と思います。

ところで、↑のてづくりの絹のステテコは、レースゴムを付けてみたんですが、肉厚の白生地を使って重かったせいもあり、思いの外ゆるくて、1回目はずり落ちてきて困りました。
お恥ずかしい話ですが、ウェストのくびれもなくおなかも出っ張ってるものですから、支えきれなかったのでしょう。

縫い直してからはよくなりました。

ただ、やっぱり、出っ張ってるおなかは、ステテコより裾よけがいいようです。
また、こんど、そんな話も。
11:29  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019'08.29 (Thu)

リネンシーツのリメイク 二部式襦袢

先日はちょっと曇っていたので、今月初めて自転車で1kmほど先まで買いものに。
今月は一度も電車にも車にも乗ってないです。
つまり、徒歩の買いもの以外はずっと家にいるということ。

今年、夏着物は1度着たきりです。
また、単衣の季節になってしまいますね。

単衣は1回くらいは着られるかな?
単衣の季節と言っても、9月はいつも蒸し暑く、下には麻の長襦袢を着たいくらいですが、そうもいきません。
見えない部分だけでも麻にしたいと思いました。

10月もけっこう暑いから下手をすると袷の時期になっても、麻を下に着るかもしれないですね。
エアリズムを暖房の効いている冬にも着る人が多い、というのもうなずけます。

リサイクルで見つけた正絹の長襦袢を水洗いしました。
着丈が短いので、そのまま着るわけにいきません。
しかも、胸の部分に汗染みがあり、取れません。

ウェストで上下に切り離しました。
下は裾よけのように、ウェスト部分にはひんやりする加工のしてあるリネンを付けました。
ちょいと手間取りましたが、ひさびさに全部手縫いです。

正絹の長襦袢を二部式に

参考にした本はこちら。
名和好子のきもの遊び
最初に発行されてから25年、復刊から14年にもなりますが、いま、こうやって工夫して縫って着るという本は、あまり見かけないですね。

和裁として最初から縫うか、ちょっと留め付けるくらいで済ませる縫い物か、どちらかに分かれていて、自分で工夫して縫ってみるというこちらの本は、よく考えると貴重なんだなと、あらためて思いました。


幅が広くてただの紐より、安定してるし、補正にもなり、汗取りにもなります。

本のは晒、つまり綿でしたけど、私が使ったこれ、じつはリネンシーツでした。
写真をよくみるとわかるかと思いますが、端は三つ折りをほどいて縫い直しているので、ミシンの針の穴が残ってます。

このシーツは、今は売られてない「リネン100%キシリトールフラットシーツ」という商品です。
たしかに最初はひんやりしていましたが、あっけなく、擦れて真ん中に穴が開きました。

薄かったので、他にも着物で晒を使う部分に代わりに使っています。
衣紋(えもん)抜きにも使っていますよ。

何回も何回も洗ってますから、やわらかく、とてもいい感じです。

水色ですが、白の方がなにかといいかもしれません。
ま、見えない部分なので、全く問題ないです。

そういう点で、シーツがあって、真ん中が摩擦で破れてしまったら、こんなふうに使うのも、結構いいかも?というお話でした。

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21:55  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019'07.01 (Mon)

ドアノブは危険?

大きなお裁縫箱はしまい込まずに常に見えるようなところに出ています。
これは、おもに手縫い系の道具や副資材が入ってます。

じつは洋裁用のものは、お弁当箱のお古や家具の引き出しのほうに入っています。
なにごとも使い勝手優先なもので。

さて、タイトルのドアノブは危険?、そして、kimono針仕事のカテゴリでおわかりかと思いますが、家の中でドアノブに袖を引っかけてビリって、話です。

着物を着たとき、私の身長だと、洋服でもなにか持った状態とか、ドアノブに袖を引っかけること、少なからずあります。

普通に洋服着ていても、以前は割烹着の形の袖付きエプロンというか、そんなのを着ていて、後ろが引っかかったこともあります。

注意してゆっくり歩く、ドアノブを持って通る、しっかりあいているとき通る、なんて注意してれば問題はないんでしょうが、中途半端にあいているときに急いで通ろうとするからいけないんですよね。


さて、そんなこともしょっちゅうなのに、羽織の袖引っかけました、びりっと。
糸だけならお裁縫箱もすぐに使えるようになってて出掛ける前でも直せます。


この日は直して出掛けられましたけど(だから破れた写真もないのですが)、そのびりっと来たとき、まず、布が破れてないか心配します。

つくりら、大人の家庭科でも書いたのですが、絹の表地で糸がポリエステルだったら、直せないほど布が破れていたかもしれません。
なにしろ、夏の羽織は透けているくらいの生地ですから、接着芯貼っちゃうとか、布を貼って縫うとかそういった直しは目立ってしまいます。

絹糸も古いと弱くなるとはいうけど、ドアノブのある生活では、弱った絹糸の方が逆に着物を守ってくれるんじゃないかと、直しながら思いました。

近頃は小物用に明るい色の絹の布も買うので、絹糸も今まで持ってた地味なものばかりでなく、明るい色のも買いました。
近所で買えはしましたが、一つのメーカーしか置いてありません。

近頃は絹糸が買えるところが減っています。



絹糸はミシン糸も手縫い糸も穴糸もよく使うので、やっぱり、各メーカーの色見本帳が手元にあると何かと便利です。
  

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21:52  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019'04.21 (Sun)

長襦袢の袖丈を調節できるようにする

私のあつらえた着物(いやいや、親にあつらえてもらった)の裄は64㎝。
これだと、だいたい決まった長襦袢を着れば大丈夫です。

母のもの、伯母から母に来て私のところに来たもの、リサイクルで見つけたものだと、それぞれにサイズの合った長襦袢が必要です。
袖幅が微妙に違ったり、袖丈が短いものがあります。
あつらえたものは袖丈49㎝ですが、袖丈の短いきものだと、長襦袢の袖が余ってしまいます。
長襦袢 袖丈 直し 調節 ウロコ模様

そこで替え袖など、身頃とは別に考えて袖の寸法を合わせるという手があります。
このやり方はリサイクル着物を扱った本や雑誌にもよく載っています。
袖幅が違う場合にもこのやり方はいいですね。

呉服屋さんの広告が多く載っている雑誌やお店の方が書いた本だとたぶん、着物(長着)に合わせた長襦袢を作ってくださいということで直し方など話題にもならないことでしょう。

でも、私のようにそれぞれにあった長襦袢を持ってるわけでもないのに長襦袢を着たい場合は、袖幅が同じなら、袖丈だけをどうにかしたいと思います。
そこで長襦袢の袖だけ絹しつけ糸で直して着てしまうという手を考えてみました。
たまにしか着ない人で、縫うのが苦ではない人向きのやり方でしょうか。

無双の替え袖を縫っていて気がついたのですが、自在に調節できるように縫い代を止めないというのがいいのではないかと思うのです。
本来は止めるべきかもしれませんが。

和裁は先生に教わったのは浴衣だけです。
だから、いつも本を頼りにしてます。
着物をほどいて縫い方を見るのも勉強と、ほどくこともあります。
無双の袖もいろいろ縫い代の止め方があるようでした。

止めてなければ袖の長さの調節ができます。
これだ!と思って、以後、リサイクルの着物に合わせる長襦袢の無双の袖は、
①いったん返し口を作る、つまり1カ所ほどいて裏返し、
②縫い代をの止めてある糸を切ってから、
③返し口から表に返して、
④ほどいたところを縫い直して直してあります。

今回のように短くしたいときは押し込んで、絹しつけ糸で、一目落としで押さえておくだけで大丈夫です。
見えませんから。
長襦袢 袖丈 直し 調節 ウロコ模様
長襦袢 袖丈 直し 調節 ウロコ模様

本でもそんな中途半端な止め方は書いてありませんし、本業にされてる方もきっとそんなことはしないでしょう。

この方法は邪道かもしれません。
でも、着るのは自分だし、そんなのも「あり」かと思います。

無双だからこその調節方法だと思います。

長襦袢 袖丈 直し 調節 ウロコ模様
端まできたら、しつけでなど押さえてないふうに止めておきます。

羽織と長着は丈が合っていたので、これで長襦袢まで全部袖丈が揃いました。
(この日は4月なのに最高気温9℃)
長襦袢 袖丈 直し 調節 羽織 総絞り

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2019'01.07 (Mon)

絹のメッシュケース

絹のメッシュケースを作りました。
さっそく、足袋を2足入れました。
絹のメッシュケース ポーチ紗

着物の着付けの時の小物をいろいろ小分けにしておくのに、ジッパー付きの袋を使っていました。
中が見えて一目瞭然。
大きさもいろいろあるし、袋の色で色分けだってできる。

塩ビのメッシュケースというのも、ファスナーだし、しっかりしてるし、いいと思っていたのですが、これらをつかっているうちに、ああ、もっとこうだといいなと思うようになりました。

基本、こういう着付けの時の小ものは白山紬の風呂敷に前の日に包んでおいて、着るときは広げて、着替えたらまた包んで、帰ってきたらそれを広げて、、また着替えて、という感じです。

でも、風呂敷の中でポリエチレンや塩化ビニルは重ねたら滑り落ちるわけです。
静電気でほこりも付きます。

塩化ビニールはファスナーがだめになったら、あまり環境によろしくないゴミになりますし、プチッと閉めるほうは閉めるのがめんどくさくて、かといって開けっ放しだとすべって中身が出てくるんですよね。

そこで、いろいろ考えて、透けて見えること、張りがあること、重ねても滑り落ちない適度にざらざらなこと、という条件で布を探してみました。
ポリエステルの洗濯ネットのような生地などはやはり静電気という点では納得いかず、見つけたのは変色してしまった絹の紗の帯地でした。

帯地って、リサイクルで売ってるはいるようです。
でも、そのままでは締められないから、仕立てに出さなくてはいけませんし、それには帯芯も買わなくてはいけません。
全体を染め直してから仕立てるという手はあるかもしれません。
そうまでして帯に仕立てようと思って買う方はいらっしゃらなかったのでしょうね。
絹のメッシュケース ポーチ紗

さて、いくらシミや変色があると言っても、鋏を入れるのは気が引けます。
短くても作り帯なら作れることもあるはずなので、なんとか、作り帯にでもならないかなどと考えてはみたものの、シミの位置も悪く、シミがいっぱいということは生地自体古かったり弱っているかもしれません。
やっぱり違う形で活かしてあげた方がいいと思いました。

絹というのは手入れや保管のしかたで、作り上げた苦労が無駄になるようなシミや変色になります。
リサイクルショップの着物をみていると、こんなにいい着物や帯なのに手入れをしてあげなくてこうなってしまったから手放してしまったのかしらと思うものがたくさんあります。
これはほんとに残念なことです。

手入れ、保管も大事ですし、また、もう、着るにはどうかと思うものも、なにか活かしてあげられるように考えることも大事です。
それができるのは縫い物をする人であり、ある意味、使命なのではないかとも思います。
リサイクルに回して誰かの役に立っていると罪悪感を感じなくなっても、じつは、手放してその先でどこにも引き取り手が無くてゴミになってしまってるものもあるのではないかと思うのですよ。

だから、役に立つものに形を変えてでも使われてほしい、などと、理由をつけて、鋏を入れました。

この織物はクロスステッチができそうなすき間があるけど、縦横の糸のバランスが均等でないので縦長になってしまいます。
それでもよければ()ちょっとイニシャルなんか入れてもいいですね。

シミの部分をクロスステッチで隠しちゃおうかとも思っています。
絹のメッシュケース ポーチ紗


さて、いまは針仕事関連の3種類の仕事を同時に進めています。
たたみ込むように次々に締め切りがきます。

刺しゅうばかりも続けてできませんし、原稿を書いていてもクロスステッチが気になるし、縫い物、という仕事もあるので、それぞれ、交互にやっています。

そのうちの一つのクロスステッチの作業をしながらおもったのは、2017年に出した「刺しゅうの基礎」。
クロスステッチのページが最初少ない予定だったんだけど多くしてもらったのはよいことだったということです。

たかがクロスステッチとおもうけど、リネンとなると、きれいに仕上げるにはいろいろコツが必要になってきます。
アイーダについて載ってる本はあっても、なかなか、リネンにするクロスステッチの記述の本は見つけられません。

そういう点で、ページを増やしてリネンの注意点についても書いておいてよかったなと思います。
小さい本ですが、いろんな知識を詰め込んでおいたので、私自身も教科書として役に立ってます。

あれから、新しく刺しゅうの基礎についての本がいろいろ出てきて、私の本は本屋さんで見かけることもあまりないですが、ネットでは買えます。

本屋さんに置いてないということは目にする機会もないということで、クロスステッチを楽しむ方にプレゼントにでもしていただけると
うれしいですね。
刺しゅう全体の基本についても詳しく書いていますので、これから、幼稚園保育園小学校の持ち物に刺しゅうをと考えている方にもおすすめです。

『はじめてでもきれいに刺せる 刺しゅうの基礎』
紙書籍版と電子書籍版


紀伊國屋書店→はじめてでもきれいに刺せる刺しゅうの基礎

楽天ブックス→はじめてでもきれいに刺せる 刺しゅうの基礎 [ 安田 由美子 ]
はじめてでもきれいに刺せる 刺しゅうの基礎【電子書籍】[ 安田由美子 ]



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14:30  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018'12.27 (Thu)

全通の袋帯を作り帯に

四十代で五十肩になりました。
四十肩と言っていたら、いまは四十肩とはあまり言わないらしいと聞きました。
どちらも五十肩と言うようですね。

痛くて電車の吊革につかまれないことで気がついたという方も多いようです。

そのとき、きものの帯はもう作り帯にしないと無理!と思って作り直しはじめたのです。

高いところのものを取るときは反対の腕を使わなければいけないというような状態が1年ほど続きました。
最初の痛みはだんだん取れて、1年ほどでまた肩は真上に上がるようになりました。

でも、治っても腕は上に行くけど後ろにはあまり行かなくて、着付けしている間に汗だくになってしまいます。
だから、着るのにも早いし、便利だし、ということで、引き続き、作り帯・付け帯に作り替えることも多いです。

いまは、ストレッチのおかげか、前に比べたら、だいぶ後ろに行くようになったような気がします。
それでも、作り帯は便利ですから、戻れないといいますか、上手に結ぶ努力をすることができなくなってしまいました。

名古屋帯はいくつか作り帯に作り直しました。
切ってしまうのと、縫うだけのとやってみました。

「すっかり形にしておく」やり方(=固定型)のものと、「お太鼓やたれの長さを変えられる」やり方(=自由型)があり、しまっておくのに楽だと思う自由型の方でやっています。

でも、袋帯を二重太鼓の作り帯にするのはこれで4つめ。
そのなかで全通柄は初めて。
いままではどれも六通だったと思います。

親に買ってもらった帯は着付けの方にお任せするような格も高く、絹の生地自体も重いもので、思いも詰まっているので切ろうという気は全く起こりません。
その点、リサイクルのものなら、思いというのは特にないので、作り帯にできます。

これは金か銀、リバーシブルで使える全通の袋帯です。
金とか銀とかいってもマットな感じでギラギラしてるわけではありません。
リバーシブル 袋帯 作り帯 付け帯

目立つ場所に相当目立つシミがありましたので、切らないで作る作り帯ですと、やっぱり見えてしまって気持ちよくは着られません。

全通なので、切って、場所を入れ替えて形にしました。
よくわからないけど、六通だと無理なときがあるかもしれません。
全通は全部に柄が入っているから、融通が利きます。

袋帯を作り帯にした方がいいことのもう一つの理由。
若いときの帯はお祝い用に華やかに結びことがあるので切ったり、切らなくても縫った跡が残っては困りますよね。
でも、結婚後の人がお祝いに出席する場合は、二重太鼓が一般的で、あんまり飾りの結び方ってしないから、二重太鼓に作ってしまっておけば、柄の出方も考えなくていいし、時間の短縮にもなります。

二重太鼓以外をお考えの方は、中身を見ていないので、どんな形のが載ってるかわかりませんけど、こちらの本などが出ているようなので、参考にされるとよいかと思います。

二年前、遠く、姫路まで留め袖を持っていって甥の結婚式で自分で着たときも、袋帯を二重太鼓の作り帯にしておいたから、なんとか着られました。
出先で着替えるのにも便利です。


帯を直すのに時間をかけるなら、帯が結べるようになった方がいいとも思うのですけど、やっぱり、出掛ける前の時間というものは貴重なので、これからも、直したいものは作り帯にしようかなとおもってます。

作り帯を作るのを参考にしやすい本は、こちら。

名和好子のきもの遊び 

古い本ですから、縫い物がわりとわかっている人が多い時代の書き方です。
わかりにくい点もありますが、いちばんいい感じに仕上がるようにおもいます。

切らない作り帯の本は、買って作ってはみましたが、折った帯か布の箱を載せているような感じで、ふっくら感、結んだ感が乏しく、あ、作り帯ね!って感じになりました。
切る勇気が出ない帯を「切らない作り帯」にしていますが、しょうがないので、それは着るときに工夫してふっくら見えるようにしてます。

ですから、ちょっと古いけど名和好子さんの本が、今のところ一番役に立っています。

著者も本の中で作り帯と気づかれたことがないというようなことを書いてらっしゃったと思いますよ。


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2018'08.27 (Mon)

よりぐけ

「つくりら」では、大人の家庭科というテーマでちょっとした読みものを書いています。

今の時代買うのが当たり前、作っても「お手軽ソーイング」。
学校の家庭科だってせいぜいエプロンを作ってよしとしてる・・・

これから、いろいろ縫ってみたいな、とか、縫い始めたけどよくわからないな、とか、でも周りに聞く人もいないし、習いに行ける状況でもないし、という方を応援したくて書いてます。
何か作りたくても簡単に簡単にとしか載ってないし、ネットでは玉石混淆、あ、それは・・・という情報も結構信じられてるようす。

食事も同じ。
できてるのを買って温めるだけ、あるいは、自分で切るけど混ぜるだけ、とか。
簡単なレシピを提供するサイトを見ても、それよくないよ~とか捨てちゃだめよ~!とかありますよね。


え~、ほんとはこうしないとよくないよね、とか、何もそんな道具を買わなくても、とか、私の言いたいこと書きたいようなことは本にしても需要もないわけです。
だから、そんな言いたいこと、こだわりとその理由などまでウェブメディアで発信できることはとてもありがたいことです。

先日も撮影してきましたので、9月のお話、また、楽しみにしていただければと思います。


さて、家庭科ですからね、家の中の針仕事って縫い上げないとしても着物の針仕事についても少し書きたいと思いました。
日本人の民族衣装なのにあまりにも無関心というのもいけないですし、かといって、全く着ない人に押しつけるのもどうかというところで、縫い方というより、常識として知っておいてほしいものもありまして、そんなこともちょこっと入れて書いています。

そんななかで、くける、というのもでてきます。
まつるとくけるはちょっと違うんですね、でも、洋裁ではまつっているのにくけるって言ったりして、もともと和裁の国での洋裁は、言葉でも気になる点が多いです。

その最たるものが「よりぐけ」。

和裁で、夏物など縦地の耳のところをよって、くけています。

つくりら 三つ折りぐけ 

くけているので、糸は出なくてきれいです。
これは楊柳の長襦袢の袖口です。


よりぐけ 長襦袢 袖よりぐけ 和裁


一方、洋裁では、必ずしも耳を使えるわけではないので、捨てミシンを1本かけて芯とします。
そして手で撚って、くけないで、まつるのです。
でも、よりぐけと呼ぶんですね。

もともと和裁からきた言葉なのかな?と私は思っているのですが、どうなんでしょう。

「まつり」には遊び分があり、洋裁ならではの曲線に対応でき、融通が利きます。

「くけ」だと直線向きで、糸がでないから擦れて糸が切れにくいです。
和裁向きです。

そう考えるとどちらにもよさがあります。


こちらの刺しゅうの本↓は食事で言うところの、野菜の買い方、切り方、みたいなところから書いている本です。
さすがに野菜の育て方からみたいなところから書いているわけではないですが、それに近い、糸の撚りによってこう変わる、といったところまで、なぜ?という疑問にも答えられる本となっています。

フリーステッチにはフリーステッチの、クロスステッチにはクロスステッチの、リボン刺しゅうにはにはリボン刺しゅうの、ビーズ刺しゅうにはビーズ刺しゅうの、そして、アップリケにはアップリケの、それぞれのそうした方がよい理由があるように思って、全部トータルで考えて書きました。

『はじめてでもきれいに刺せる 刺しゅうの基礎』
紙書籍版と電子書籍版


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18:27  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018'06.20 (Wed)

和装のための麻の楊柳のステテコ

和装用の麻のステテコって、それなりのお値段がします。




できれば、ウェストはレースが良いなあ~
こちらはレースのウェストは良いけど綿楊柳のようです。




男物だとわりと長くてよいらしいとも聞きました。
などと母と話していたら、父が麻の楊柳の新品があると言って私にくれたのです。
が、忙しがっていて長い間、そのままになってました。

今年の夏は、と思いまして、直すことに。
男物の前あき、やっぱりない方がいいかなと、丁寧に取り除きました。
バイアステープで始末されているんですね。

で、伸びるレースをウェストに縫い付けました。

それから、寒い時期用に正絹の反物からステテコも縫い、これも同じようにレースを付けました。
和装の下着 ステテコ

ストレッチレースは新宿のオカダヤに行って買ったものなので、ネットで同じものが見つかりませんでしたけど、こんなかんじのもの。




下着に使われる、伸びるレースです。

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22:27  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018'05.15 (Tue)

うそつき襦袢の替え袖

この前の替え袖にと思っていたものは正絹と書いてありながらポリエステルで、がっかりでした。

今度こそ!正絹の楊柳で半無双のを作りたかったのだけど、あれって、もっと幅広い生地で作るものなんでしょうか?長襦袢生地ではなんとなく幅が足りないように思います。
たしかに袖付け側と袖口側に十分な折り代を取るということは、生地幅が狭いと無理ですよね?

ま、よくわかんないけど縫いました。
たぶん着たら大丈夫だと思うから。

もう、洋裁までひっくるめていろんな情報のいいとこどりというか、自分に都合の良い情報だけ合わせて縫ってるので、ほんとにされてる方からすれば、まちがいかもしれない。
けど、作って、自分で試してというのがおもしろいわけだから、変だよ~と思って読んでる方、大目に見てやってください。

そんなわけで、今度こそ正絹の楊柳生地で、半無双の替え袖、作りました。
うそつき襦袢 替え袖 正絹 楊柳

やっぱり、絹、しかもやわらかい生地は縫ってても気持ちが良いですね。
運針の練習。
うそつき襦袢 替え袖 正絹 楊柳

これが帯地などだったら、生地もしっかりしていて、気持ちいいとか言ってる場合じゃないんでしょうね。


市販でも替え袖もいろいろあるんですね。





無双、つまり、袷で生地が二重になる場合は、生地の長さも倍になります。
替え袖を作り始めた頃、この、二重をどう縫うか、すぐに理解できなくて、縫ってみてわかったときにはすっきりしました。
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22:41  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018'05.11 (Fri)

正絹てことで買ったのに

ポチッとするだけで買えてしまうネットの買いもの。
手にとって確認できる買いものとはわけが違うから、失敗は書ききれないほど・・・多々ある。

そんな中の一つ。
前にも書きましたが、小柄な私に合うサイズの未使用品のリサイクル着物や長襦袢は結構出回っています。
とくに、長襦袢はできれば、未使用品がよいなと思うわけでして、ピンクでないのがほしいと思っていたときちょうど見つけてポチッとしたことがあります。

化繊では静電気や冷やっとするのが苦手です。
正絹、未使用品、と書かれていたので、買ったのです。

届いたら、香水のにおいがしたので、洗ってしまおうと思い、絹を洗う上等な洗剤で洗うことにしたくだりは、こちらに書いたとおりです。

じつは、正絹と書かれていて届いたら化繊、というのは前にもありました。
今回は未使用品ということで、汚れてもいませんでしたから、あずま袋にでも作り直すことにしました。

母と母のご近所さんで温泉に行くときにでも使ってもらおうと8枚ほど縫いました。
絹だったら濡れるといけないようなところに持っていかないでしょうけど、ポリエステルなら、ちょうどいいかもしれません。
吾妻袋 あずま袋 あづま袋 みゆき袋 東袋

ちょっとがっかりなお買い物でしたが、母とご近所さんが楽しく温泉で使ってくれるなら、ま、いっか~、と思いました。


引き続きこちらもよろしくお願いします。

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2018'02.26 (Mon)

八寸帯を半幅帯にしてみました

羽織って人気ないのかな?私は好きだけど。
(短い羽織ってことではなく、ひざ裏あたりまでの長さのもの)
着るのが下手だから、隠せる、というのもあるのですよね。

お太鼓にしても羽織を羽織ってしまうと見えない、とか、帯締め帯留めと羽織紐や『とめるもの』がぶつかってしまう、というのもあって、半幅帯で済ませちゃうことも多々あります。

羽織紐ではなくて『とめるもの』というのは、名前がよくわからないんだけど、こんな感じ↓で、羽織の乳(ち)の位置がいまいち合ってないような気がする羽織なども、うまい位置に、しかも、着てから付けられるので気に入ってます。



でも、これを着けちゃうと帯留めとはぶつかっちゃうから、帯締めにするんだけど、まあ、そんなにかしこまったところに行くわけでもないので、アクセサリーみたいなこういうものを羽織に付けたなら、半幅帯にしちゃおう、と思うわけです。
楽な方向に流されてるともいえます。


八寸帯で、バッグになるかな?というのを見つけました。
半幅帯向きな雰囲気もありました。
リサイクルって、タンスのにおいなんかついていて、日の当たらないところに吊して数ヶ月。

お太鼓部分の両側の細かくかがってあるのを、申し訳ないなあと思いながらほどきました。
それから、いつものように湯のしみたいな蒸気のアイロンで、におい抜きとしわ取り。

やっぱり半幅帯にしようかと思いました。
と、ここで、左腕が痛くて縫えません。

ここは洋裁のテープの登場。
いまは売ってるのを見かけない「SSGテープ」を使ってみました。
幅が細くて、格子状で、伸縮するものなんかによいから買っておいた残りです。

帯ですからね、伸びるタイプになってる方がいいと思うのですよ。
ニット用というのを使えばいいと思いますが、接着芯や接着テープというのは貼ってみるまでわかりません。
表にしみ出したり、当たりが出たりしますので注意が必要で必ず試します。






で、くっつけたのがこちら。
八寸帯 半幅帯 SSGテープ 熱接着両面テープ

4Mまではないですけど、正絹ですし、手が痛くなかったらかがっていたかも。
どうも手の使いすぎのようで、休ませなきゃいけません。
八寸帯 半幅帯 SSGテープ 熱接着両面テープ



今日のお話は洋裁の材料をきものの針仕事にもうまく使ってみたという話ですが、こんなかんじで、洋裁やレザークラフト、編みものなどの知識を刺しゅうにも活かしたアイデアが載ってるこちらの本。
普通の刺しゅうの基礎本とはちょっと違うので、きっとお役に立てると思います。

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2018'02.21 (Wed)

糸を「あまり使わない人」の糸の揃え方

今日も絹物をちょっといじっていて思い出したのですが、針仕事ではいろいろな糸がありますね。
今日のお話は、本業の洋裁の他、和裁や刺しゅう、レザークラフトといろんな縫うことをやっていて思ったことです。

洋裁の場合、
A:工場か?というほど縫っている
B:そこそこ、縫っている
C:ごく、たまにしか縫わない

人によってそれぞれ使う頻度が違うと思います。

Aの人だったら、あらゆるぴったりの糸を揃えると思います。
刺しゅうだったら全色とか。
私は刺しゅうの本の仕事もしているので、刺しゅうの場合は全色になります。

Bの場合、その服にあった糸を買ってきて使い、残りを保管しておく。
刺しゅうだったら、キットの残りとか必要で買った糸など整理して保管、必要になったらまた買い足す、といったところでしょうか。
私の洋裁は、教える方で他の人のお仕立てはお断りしてますし、本の仕事でも必要な糸だけ買いますから、ミシンの糸はこのあたりかなと思います。

Cの場合、全くその色というわけでなく、いろいろに使えそうな糸を選ぶのがお得で、場所もとらずによいかと思います。
絹糸の場合は、ミシン糸にしても手縫い糸にしても、糸が傷む前に使いきることができるでしょう。

私の場合の着物のお直し、小物作りなどがそうで、それにぴったりの糸を用意しても、まず、使いきれそうにないです。
絹はたんぱく質ですから、古くなると切れてしまいますし、白は黄変してしまいます。

刺しゅうの場合はなんにでも合う、いろいろに使えるっていうことはあまりないからCはないですかね。


で、Cの場合、ぴったりの糸を選ばないというのはものにもよるし、好みにもよるのですが、グレーの濃淡+紺や焦げ茶で何とかしています。

絹 手縫い糸
これ、道中着を作務衣みたいにして、家で着ていたいなと思って、袖を直そうとしているところです。
表も裏も絹なので、軽くてあったかくて静電気も起きないので。

たとえば、この写真のような絹に合う糸を買おうと思った場合、ぴったりの色はたしかにあります。
でも、その色を買っても使うのはほんの2mだとして、あとの何十mはしばらくしまわれっぱなしです。

洋裁でもウールを縫う際、手縫いでまつり糸を使う部分はあるものの、そう、たくさんは使いません。
仕事での洋裁でしたら、カード巻きを一つ買いますが、たくさん縫うのでない場合は、たいてい、残ってしまうことがおおいです。

そんなですから、わりといろんな色になじむグレーで揃えておくのも一つの方法ではないかとおもいます。
絹 手縫い糸 



ミシン糸でもそんなに使わないという場合、あるいは大量に縫うからコーン巻きなど大きい巻きのを用意する場合、グレーの濃淡、紺などがあるとわりといろんな生地になじんでいいような気がします。
あと用途に応じて、焦げ茶やベージュなども。
残念ながら、大きなコーン巻きのピンクや薄い黄色なんかは、縫い物と共に生きてきた人生でもまだ残っているのですよ。



その辺は大きい巻きを買って、ほんとに合わせたい色だけ小さい巻きを買うというのも無駄のない選択かもしれません。
 
今日は洋裁に使うミシン糸や和裁に使う絹手縫い糸の話でした。
刺しゅう糸は手持ちが全くなくて何をまず買おうか、と思ったら、好きな色、そしてそれに合う色をテーマを決めて選んでみるといいですね。

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以前ご紹介した、こちらのグラフィック社さんから出ている色の本()などと、刺しゅうの本とをセットで持っていると便利ですよ。

グラフィック社さんから出ている本は大人気の本のせいか、その後、別の出版社、別の著者から似たような本も出版されています。
後から出た本は、コンセプトから見せ方までよく似てて、出版物でこういうのありかな?と疑問に思いました。

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09:31  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2018'01.24 (Wed)

ヘリンボーン・ステッチ

腰紐の材料がほしくて、リサイクルでいいからとにかく絹、ってことで探していたのだけど、長襦袢ですてきな薄紫のぼかし染めみたいなのを見つけました。
絹も洗えればリメイクできるし、と思って買ってみたら、胴裏、つまり裏地全体がオレンジというか黄変していました。
(いまは一年を通して単衣の長襦袢が主流ですが、昔は冬の襦袢は胴裏がついていたようです)

ネットで買うのは、覚悟の上でないといけないですね。
こういうのを買っちゃうこともあるのです。

洗ってからほどくか、ほどいてから洗うか。
ひとまず洗っちゃえ、というのが頭にありまして、ついでに酸素系漂白剤で殺菌&漂白、と思ったのが間違い。

気がつくと珊瑚色というのか・・・。

草木染めだったの・・・?

ちょっとがっかりはしたものの、まあ、草木染めで染色の時などそうなるように、媒染で色が変わったとあきらめ。

袖はそのまま替え袖に。
身頃部分は長いから何にしようかなと考えて、ほどいたまま2年ほど。


体調がすぐれないのは、春から秋の過労と睡眠不足、そして血行不良と、ここに来ての冷えもあるかなと考えていたとき、これを思い出しました。

娘がおなかにいたときは木綿の晒の腹帯をしていたけど、絹だったら気持ちよかったろうに、と思ったのですね。
絹の腹帯は絹の腹巻きになるか?と。

着物を着て生活してる方が、洋服になると風邪を引く、というのを聞きまして、おなかに帯を巻いていることがいいのかなと思いましたし。

さっそく、実行。
衿肩あき
衿肩あきだけくっついていてくれればと、千鳥ぐけで突き合わせにしてみたものの、こころもとなく、ま、いずれ、なにか補強しようとは思っています。

衿肩あきを突き合わせにして縫って、半分に折れば、できあがり。
絹の腹帯

絹の編み地の腹巻きもしてますが、動いているうちにウェストの一番細いところに集まってきてベルトのようになってしまうこともあります。
長いのだったらそうならないのかな?



それに洗い替えのときには、おなかが寒い。


木綿の晒なら巻いていて、するするとほどけてくることはないけど、絹ですからね、挟むだけで落ちてこないのか、とめるとしたらなにで、どう、とめようかと考えていました。
でも、中年太りのぷよぷよおなかはほぼ寸胴で、ちょうどよかったみたいで、ちょうど帯のようになってうまく引っかかっています。

そこそこいい長襦袢生地なので、絹用の洗剤でこすらないようにして洗えば、けっこう長く使えそうな気がしています。


絹のおかげで、きょうはおなかが〈すこぶる〉あったかいです。


ところで・・・

こちらの本のステッチの一つにヘリンボーン・ステッチを載せています。
上の衿肩あきを縫った千鳥がけと同じです。

17の基本のステッチと書いていますが、17のうちの一つ、ヘリンボーン・ステッチでは基本の他に3種類のヘリンボーン・ステッチの応用のステッチを載せています。
(だから、実際には50以上のステッチを載せています)

そのうちの一つがくっついたヘリンボーン・ステッチで、クローズ・ヘリンボーン・ステッチといいます。
(いろいろ調べて、クローズド、ではなく、クローズを選択しました)

これが表裏逆にして透ける布に刺すとシャドーワーク、シャドーエンブロイダリーと〈呼ばれるものになります。

スペースの関係でシャドーワークまでは載せられませんでしたが、サンプラーの中にはシャドーワークに使える図案も載せています。
興味がおありでしたら、透ける布で刺してみてくださいね。
シャドーワークもなかなかたのしいですよ。

アップリケのページにはシャドーアップリケも載せていますので、合わせて作品にするといいですね。


『はじめてでもきれいに刺せる 刺しゅうの基礎』
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2017'11.25 (Sat)

黒喪帯から手提げバッグを二つ

母の黒喪帯を、お葬式などでストールや傘などを入れるのによい二つのサブバッグに作り直しました。
黒喪帯から手提げバッグ

これは一度も使わないまましまわれていたそうです。

この帯は、表と裏とでそれぞれ絽と繻子でリバーシブルになっていました。

よかったら使って欲しいといわれたけど、私も絽のものと袷の時の黒喪帯がそれぞれにあり、もう1本あったところで使いません。
2枚を持つより場所を取らないし楽でいいかな?と、一瞬、思ったのですが、結婚の時作ってもらった帯の方が上等なのです。

黒を着ると上質かそうでないかがすぐにわかってしまうので、そういう場合は質のいいものを着た方がいいですよね。

そんなわけで、母が使いやすそうなサイズの二つの手提げバッグにしました。

お葬式や入学式・卒業式用のサブバッグとして売られているものは、私も買って、持っています。

わたしがもっているのは、同じのが見つからなかったけど、こんな感じのポリエステル製。



けど、帯から作ったバッグは、裏まで全部、絹。
何とも贅沢です。

1本の帯から、夏用と秋から春用の2つ、作れました。
持ち手もとれました。
残った生地はほとんどなく、それもよかったです。

こういうのって、柄とか、もしリサイクルのだったらキズとか考えながら裁断すれば、よい部分を選んで作るとよいと思います、.
今回は新品だったので、たまたま言い部分ばかり使えて2つ分取れましたけど、決まった裁断のしかたはなく、毎回違います。

臨機応変。

これで、何個目だったか、そのたびに変わるのです。

基本的にはこちら()と同じようなパターンですが、今回は芯があったり、裏布があったりするのが違います。


この↓刺しゅうの本では何かに仕立てたものは載せてはいません。
刺しゅうしたものはサンプラーとして実物大の写真が載っています。

ステッチイデーでは常に仕立てをどうするかと考えてきて、それを発表していましたが、今回の本は仕立てなしで、刺しゅうだけに専念しました。

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2017'06.06 (Tue)

へちまの帯板(1)

ヘチマの帯枕(2)はちょっと後回しにしまして、その帯枕とセットの帯板のお話。

帯板って入れなくてもいいような気もするんだけど、実際、入れてないとかがんだりするたびに帯のところで折れてへんなしわになったりするんですね。
一度、入れなかったとき、そうなりました。

ないときは、厚紙や段ボールをを切ったものでもいいそうですね。

帯枕に続き、帯板もヘチマを加工して、平らにしてみました。

まずは中のしっかりした部分をはずさなくてはいけません。
ヘチマの帯枕と帯板

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15:44  |  kimono 針仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017'02.02 (Thu)

うわっぱり

今日はフランス語の辞書片手に原稿書きです。
いつものように作り方説明の図も描きます。
わかりやすく、レイアウトも考えて。
袖口、やっぱり少し、汚れますね。

さて・・・

出版社の関係のパーティーに参りますと、お着物でいらっしゃる先生や、ワークショップなどのためでしょうか、上っぱりみたいなのを着てらっしゃる大御所の先生もいらっしゃいました。

それは秋口のことだったんですけど、寒い時期になりまして、べつに、着物でなくても、エプロン代わり、割烹着代わりに作務衣のような「うわっぱり」もいいなと思いました。
20年以上、冬は家では洋風の割烹着のようなエプロンをして何かしら作業をしていたのですが、さすがに20年も使い続けると袖口などが傷んできます。
(20年、修繕しながら、使い続けた私もえらい!)

で、また同じのを作るかというと、背中が寒いのが・・・。
かといって、かぶるタイプは髪が乱れるから私は好きでないのです。
ショートヘアにでもしたらよいんでしょうけど、長いのが好きなので。

まあ家で作業するときなのでなんでもいいんだけど、できればシルクがいいなあなんて思っていたところで、リサイクルで丈の短い道中着を見つけました。
なんとなく、義母も欲しいと言いそうな感じなので買ってみました。
正絹とのこと。
飛びついて買ってみたら、裏がポリエステルで、ミシンで縫われていたり、接着芯を使ったものでした。

表が絹で裏がポリエステルって、静電気起きやすいですよね。
中古というのもあって、気兼ねすることもなくはさみを取り出し、即、ポリエステルの裏地をはずしました。

ミシンで縫われていました。
仕立て方は和裁ではなく、洋裁のように縫い代が一定で和裁のように耳を使っていませんでした。
裏を取ってしまったので、ほつれます。

最初はレーヨンのバイアステープでくるもうかなどと悠長なことを考えておりましたが、ほどいたあとに、次の、次の、次の本の仕事の話が来ましたから、さっさと直してしまいたかったので、ロックミシンで始末。
ロックミシン糸もポリエステルですからね、そこは妥協したのです。

ホックが付いている広衿だったので、裏をはずしたら接着芯が丸見えに。
ですから、手縫いでくけて、バチ衿のようにしました。

それから、袖は四角のを「上っ張り」ですからね、船底型にしました。
いろいろ調べましたけど、作務衣だとまっすぐな筒袖というのが多いようですね。
船底袖なので、今日のお題は「うわっぱり」としました。
細め、広め、いろんな形があり、何となくこんなかなと切りました。
道中着→船底袖のうわっぱり
内側で結ぶ紐もポリエステル素材でしたから、この切り取った部分でひもも縫いました。

それと、洋裁の仕立て方だったからなかったけど、縫い直すとき袖から切り取った布で、縫い止まりに力布を付けました。
和裁の本でも載ってないこともあるけど、小千谷縮や長襦袢を直したとき、いい仕立てのはちゃんと付いているのですよね。
いいところはまねします。
あとは、絹の手縫い糸で手縫いをしました。

リサイクルということで、袖口に少し汚れも見えますので、これから洗います、絹ですけどね。
絹の作業着というと、何となく贅沢にも聞こえますが、リサイクルのものを縫い直して利用するわけですし、軽くて温かくて、よいかもしれません。

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2017'01.16 (Mon)

鹿の子絞りのネックウォーマー

この冬はわりと暖かいなと思っていたけど、さすがにここ何日かは、とても寒いです。
日当たりはいいので、冬になっても今のところ、南側の部屋ではエアコンも床暖房も入れてません。

ほとんど南側のどれかの部屋にいて、北の部屋へはなるべく行きません。
北の部屋は、日も当たりませんからね、今の時期は乾燥してて、着物の虫干しにちょうどいいです。
タンスをあけて扇風機で風を送るのもいいようです。
ウールは防虫剤を入れますが、絹は虫が食べない(汚れてたりウールと一緒にしておくようだと防虫剤は必要らしいです)そうなので、防虫より、防湿に気を遣い、防虫剤は入れてませんから、開けておいても大丈夫なのです。

本の仕事は、一つはまたフランス語の辞書を片手におこたつでやってます。
もう一つの本のほうの仕事は、刺しゅうの作業を正座用の椅子みたいなのを使ってやってます。

それぞれ別の出版社の本の仕事なんですが、並行して進めている仕事なので、時間を区切って、作業を進行させてます。
寒い日でもぬくぬくと、ああ、なんとすばらしい日本の「こたつ」。

もし、手足が冷たくなったなと思ったら、血行を良くするために外に出かけます。
「歩く」か、車の代わりに「自転車に乗る」、と、余分なエネルギーは使わないようにしてます。
そして、余分なエネルギーを使っている家人をみると、「もったいない」と言っています。

で、部屋全体の暖房の代わりに冬は首に絹のスカーフを巻いていることが多いです。
スカーフも外れてきたり、結び目が動いていくことがあるので絹でネックウォーマーができたらいいなと思いました。

絹で伸びる、といえば、鹿の子絞り。
四角いのは疋田絞り。

疋田絞りは爪で折って括るという、職人でもできる人が少ないとのこと、「イッピン」でやってました。
イッピン「飛び出す!千年の模様~京都 絞り染め~」(

で、この鹿の子絞りでできてるのが、帯揚げや兵児帯などで、これだと伸び縮みします。
帯揚げは全部絞りになっているものもあるけど、多くはお太鼓に隠れる部分は絞ってはいませんね。

男物の兵児帯などで全体に絞ってあるものは縮めた状態でも4メートルもあります。
ストールまどにすれば何本かとれる長さです。
ネックウォーマーだったら、頭が通ればいいので、短くて済みますから、もっととれるでしょう。

新品で使ってないのがもったいなくて、どうにか使いたかったものがありました。

タンスにずっとしまっておくのももったいない。
切ってしまうのももったいない。

でも、去年の秋のことでしたが、思い切ってはさみを入れました。
これで、風邪予防になるなら、使わないでしまっておくよりいいかもしれません。

伸び縮みするので、ミシンというわけにはいかず、縫い糸も絹にしておきたかったので、ロックミシンをかけるわけにもいかず、伸びるよう考えながらの手縫い。
鹿の子絞りのネックウォーマー
いまは、便利に使っていますよ。
これを旦那さんに見せたら、「自転車のお店にもあるよ。」などと言うので、「それは絹じゃないでしょ!」と言いました。
ウールでもアクリルでもポリエステルでもない正絹だからこそ、よいのです。

それにしても、日本人はなんて手間のかかることをして美しいものを作ってきたのでしょう。
1個1個括るなんてこと思いつくとは。

それを考えると、自分の技術を磨こうとせずに、なんでも手抜きしてものを作る方法ばかり模索して、それが受けている現代は、なんだかそういう点で薄っぺらな時代に感じてしまいます。

この鹿の子絞りについては、テキスタイルの授業でちょっとやったことがあり、道具の話など、いずれまた。

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2016'12.30 (Fri)

絹の白いフォーマルネクタイが黄変

カテゴリがきものなのには理由があります。

今年のうちに書いておこうと思って、ちょっとまえのことですが。
姫路城
10月は結婚式に呼ばれて、神戸まで行ったのですが、せっかくなので、前日に姫路まで行って泊まり、結婚式当日は神戸に泊まりました。
旦那さんのネクタイなんですが、白いのを着けるのは久しぶりでしたので、タンスの中で黄変していました。
クリーニングに出しても元の白さには戻りません。

しょうがなく買いなおすことに。
今度はポリエステルでいいか~なんていいながら自分で買いに行きましたが、やっぱり、高級感が違うと言って、また、絹のネクタイを買ってきましたよ。

さて、黄変したネクタイ。
白くはならず、かといって、何にしていいかわからず、ためしに、バイアス半衿として着物の襟にしてみました。
半衿って、見えるところはわずかなのですから、

黄変しているのは礼装の着物には使えないけど、普段のきものにならよさそうでした。
お肌の色が白っぽい人と、黄色っぽい人がいますけど、私は黄色っぽいほうで、オレンジや黄緑が似合う肌です。
だから、半衿も普段着なら、すこし、黄色っぽい白のほうがなじむ気がするのですよね。

母は父の使わなくなったネクタイをポーチにしていましたが、()私はそこまで作る元気は、いまはないです。
絹のネクタイ、もったいないことになってしまったけど、まあ、あと何回かは利用できるかなと思います。

今日は朝から丸一日おせちの準備でくたくたです。
それで、毎年、年の暮れ、30日の夜はすき焼きで、食べ過ぎました。

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