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2017'04.10 (Mon)

フランスのクロスステッチ本に多い間違いは

明日はステッチイデーVOL.25 の発売日です。
丸善 津田沼店()さんでは、日本ヴォーグ社の刺しゅう本コーナーで作品も飾られるそうなので、ご覧になってくださいね。
作品を遠くに貸し出すことはあまりないので、遠くの方に実物を見ていただけるのはうれしいですね。

紀伊國屋書店→ステッチイデー 〈vol.25〉

楽天ブックス→ステッチイデー VOL.25

さて、ステッチイデーのお仕事と並行して、去年から準備してきた本のお話です。
グラフィック社さんのフランスのクロスステッチシリーズの新刊、5月発売が決まりました。
このシリーズ9冊目です。

今までのシリーズというのは
スイーツのクロスステッチfrom Paris(記事はこちら
パリの手芸屋さんのクロスステッチ
パリのアルファベットのクロスステッチ
フランスのかわいい村のクロスステッチ
フランスの庭とお花のクロスステッチ
パリのお店屋さんのクロスステッチ
パリのビスコーニュのクロスステッチ
パリのアトリエで綴るクロスステッチ

もうすぐ、お知らせできるようになりますので楽しみにお待ちくださいね。

わたしが関わったのはシリーズ5冊目からですが、じつはその前の本にも少しは関わっていたのです。

というのも、フランスのクロスステッチ本をお持ちの方はうすうす勘づいていらっしゃったでしょう、「まちがい」が多いことを。
「まちがい」なのか「デザイン」なのかわからなくても、フランスの読者の方は何の問題もないようで、出版社にも問い合わせはないんだそう。

お国が変わると読者の要望も変わり、日本で、日本語に直しただけでそのまま出版すると「まちがい」があるのは許してもらえないようです。
だって、元がそうなんだから、ほんとだったら、そのまま出してもおかしくないと思うのです。
まちがいを指摘するならフランスの出版社に聞いてみてもらわなくちゃって。

そういう点で、日本はきびしいですね。
そのまま日本語訳をして出すだけでよかったら、こんなに時間も手間もかからないでしょう。
でも、わかりにくかったり、間違っているのをそのまま出せない、完璧なものにして出したいっていうある意味、職人のようなところが本を作る側にもあって、読者もまたそういうものがほしいというのがあるようです。

そこで、私がチャートのミスを、実際に刺したつもりで目を皿のようにして捜し出し、説明も新しく書き直してます。

何冊かじっくり間違い探しをしてきた経験から、よくあるミスというのがわかってきました。
日本語訳されることのない本をお持ちの方のためにもちょっと書いてみましょう。
フランスのクロスステッチの本で、ミスがあるとしたら、こんなことがあるので、そこに気をつけてステッチを!



【More・・・】

①色チャートの色番号がちがう。(例:存在しない色番号、間違った色番号など)
②色チャートにフレンチノットやハーフクロスステッチの指示が落ちている。
③チャート内の記号がちがう、足りない。
④パソコンの操作でコピーペーストを繰り返すうちにブロックごとずれてしまっている。
⑤実際に刺したものとちがっている。(どちらかが正しかったりする)
⑥フレンチノットが○になっていて色がない、または違う色の指示になっている。
⑦バックステッチの色がちがっている。
などなど。

これらをフランスの出版社に確認をとり、間違っているものは直し、足りないものは加えます。

作り方ページに至っては
①材料が足りない、多い、載ってない。
②材料の寸法、数量が明らかにちがう。
③できあがり寸法がちがう。
④図がちがう、あるいは、簡単すぎてわからない、ない。
⑤文章と図があってなくて順番も図や文章が前後している。
⑥出来上がりの形と図が違う形状。
⑦実物大型紙の左右が対称なはずなのに重ねてみたらちがう。

そして、設計ミスなのか、刺しゅうした部分に縫い代がかぶってしまうような作り方とかあります。

ミスの傾向を知っていれば、洋書を買っても対処できると思います。


そんなわけで、日本語版を出すときは、これらを全部調べて直してときには試作して、新しく製図と文章と解説図を書いてます。

すごくすてきな本で、今別の本の仕事などかかえていなかったら、すぐに刺したいデザインがいくつもあります。
この本の日本語版の題名、いまのところ、本の題名を検索で打ち込んだとき、出版社の方でも書店の方でも出てきません。

出版社よりも先にこちらのブログで最初に発表できると思います。
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テーマ : クロスステッチ - ジャンル : 趣味・実用

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Comment

素敵です!

こんにちは!いつもたくさんの情報のお陰でとても助かってます!
日本語版の本は価格が安いことがやっぱり大きい私ですが、どんな風に校正?といっていいのでしょうか?
ミスや間違えやすいところを実際にやってみてそれを元に日本語版にされてるなんてそんなにもすごい苦労と手間がかかっているとは思いませんでした!!
日本語版の買う理由が変わりました!既に何冊か持っているのですが、そちらも今まで以上に大切にします!ありがとうございました!!
ともぞ | 2017年04月13日(木) URL | コメント編集

ともぞさん♪

コメントありがとうございます。励みになります。
チャートに関しては実際に刺すときもあるのですが、基本的には2倍の大きさのカラー印刷を見たり、気になるところはさらにPC上で拡大したりして、それをフランスの出版社の方に問い合わせてもらっています。
実物は要らない布で縫ってみます。
元本の通りにやると変になるのもあって、プリント布などで作ってみます。
以前作ったフランスパン袋は、いまは着物のハンガーを入れてます。
もったいないかあさん | 2017年04月15日(土) URL | コメント編集

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